2月の食材:キウイ
キウイは、言わずと知れたビタミンCの宝庫。さらにビタミンB6、ビタミンE、食物繊維、カリウム、マグネシウム、葉酸などビタミンもミネラルも豊富に含み、美肌、疲労回復、便秘解消、高血圧予防、免疫力向上などに効果が期待できます。一般的にはグリーンキウイは食物繊維をとくに多く含み、消化を促進する「アクチニジン」というタンパク質分解酵素もたっぷり。肉とともに調理すると肉を柔らかくしたり、消化を助ける働きが。一方、ゴールドキウイは1個で1日分のビタミンCを摂れるといわれています。
キウイはそのまま食べたり、デザートにアレンジしたりするのが一般的ですが、実は料理に活用するのもおすすめ。今回はこれまで味わったことがないようなオリジナリティあふれるおいしさに出合えるレシピをご紹介します。火入れ調理するキウイレシピは、放置して熟れすぎてしまったキウイの救済にも!
産毛が均一かつ密に生え、傷やへこみがなくハリがあるキウイを選ぶのがおすすめ。形はふっくらとして丸みがあるものよりも、扁平なほうが実は甘いともいわれています。買ってきてみて硬い場合は、常温保存で追熟を。
<Recipe1>
程よい酸味がアクセントになりつつ箸休めにも
キウイとアボカドの白和え風サラダ
このレシピのPoint!
☑昨今人気和食店でも見かけるキウイの白和えを、食べ飽きないシンプルな味付けで。
☑アボカドと組み合わせることで、まろやかさが加わるうえ食べ応えもアップ。
☑白和えの衣は真空で保存が利きサイズも程よい「充填絹ごし豆腐」を使うと手軽。
【分量】2人分
キウイ…1個
アボカド…1個
充填絹ごし豆腐…1個
レモン汁…小さじ1/2
塩…ふたつまみ
黒こしょう…少々
粉チーズ…小さじ1程度
つくり方
① 充填絹ごし豆腐はキッチンペーパーなどにくるみ、皿にのせ、上に重しになる皿などをのせて30分ほどおいて水をきる。
② ボウルに①を入れ、泡だて器でつぶす。粗くつぶれたらレモン汁、塩、黒こしょう、粉チーズを加えて混ぜる。完全になめらかにはせず、粒が残る程度にしておくと具材と絡みやすい。
③ キウイはへた部分を切り落としてから皮をむき、縦半分に切ったあと、厚さ3~4㎜程度の半月切りに。アボカドは縦半分に切り込みを入れて身を半分に割り、さいの目に切り込みを入れてスプーンですくって身を取り出す。
④ ②のボウルに③のキウイとアボカドを入れ、ざっくりとあえる。
<Recipe2>
酵素の効果で肉が柔らかくなり、酸っぱ甘い魅惑の味わい!
ポークキウイジンジャー
このレシピのPoint!
☑いつもの生姜焼きにひとひねり。キウイが加わることで味に変化球!
☑キウイを刻んで肉を漬け込むことで、酵素の効果で肉がより柔らかくなり、うま味も増す。
☑生姜焼き用の肉よりも、薄切りで作るほうが味がまとまりやすい。キウイが入ることでタレに程よいとろみが出るので、片栗粉いらず。
【分量】2人分
豚ロース薄切り…200g
キウイ…1個
おろししょうが…小さじ1
しょうゆ…大さじ1
酒…大さじ1
<タレ用>
しょうゆ…大さじ1/2
みりん…大さじ1
つくり方
① キウイを粗めに刻む。
② ビニール袋に豚肉と①のキウイ、おろししょうが、酒、しょうゆを入れ、軽くもみ込んで、冷蔵庫で1時間程寝かせる。
③ フライパンで②の肉を焼く。
④程よく焼けたら肉をいったん取り出し、皿に盛っておく。③のフライパンに②の残ったタレとキウイを入れ、しょうゆとみりんを足して中火に1分程かけて、軽く煮詰めてタレを作る。
⑤肉の上に④のタレをかけていただく。
<Recipe3>
辛くて甘い、不思議とハマる味!
鶏ささみキウイカレー
このレシピのPoint!
☑老舗フルーツパーラーで食べたフルーツカレーからインスパイア。
☑柔らかくあっさりとした味わいの鶏ささみなら、煮込み時間が少なくても味が決まりやすい。
☑キウイはトッピングのみならずカレーのベースにも。煮込むことで奥深い味わいに。
【分量】2人分
鶏ささみ…3本(約200g)
たまねぎ…1/2個
トマト…1個
キウイ…2個
米油(太白ごま油、サラダ油、キャノーラ油でも代用可)…大さじ1
水…100ml+100ml
塩…ふたつまみ
カレー粉…大さじ2~3
オリゴ糖シロップ(ハチミツでも代用可)…大さじ1
白飯…適宜
つくり方
① たまねぎはみじん切り、トマトはへたをとり、粗く刻んでおく。フライパンを中火にかけて油を熱し、たまねぎをしんなりするまで炒める。そのあと、トマトと塩を加えてひと混ぜし、水100mlを足して蓋をして弱火にして、5分程煮る。
② 筋をとり、ひと口大に切った鶏ささみ、粗く刻んだキウイ(1と1/2個分。残りの1/2個分はトッピング用によけておく)を加えてさらに5分程煮込む。
③ カレー粉を加えて混ぜ(量は好みの辛さで調整)、さらに5分程煮込む。
④ 皿に白飯と③、トッピング用のキウイを盛りつける。
※大さじは15ml、小さじは5mlです。「少々」は親指と人さし指でつまんだ約小さじ1/8分、ひとつまみは約小さじ1/5の量です。
※火加減や加熱時間は環境によって異なるので、様子を見ながら調整してください。
※野菜を洗う、皮をむくなどの下準備は一部省略しています。
撮影・レシピ制作・ライター/門司 紀子