中四国一の大都市・広島市。広島市発祥の企業や中国地方の拠点を広島に置く企業も多く、幅広い業種の製造業が集まっている。

産業だけでなく、広島東洋カープ（野球）、サンフレッチェ広島（サッカー）、広島ドラゴンフライズ（バスケットボール）など名だたるプロスポーツチームの本拠地としてもよく知られる。「カープ愛がすごい。スーパーマーケットや百貨店には必ずカープコーナーがあります」（小池 脩斗さん）、「確かにカープ愛は強い。私ももちろんカープファンです」（広島出身の柳賀瀬 剛一さん）といったコメントも。

さらに、瀬戸内海や中国山地の自然が豊かで、市内には6本もの川が流れ「水の都ひろしま」とも呼ばれる。「釣り、キャンプ、バイクなどアウトドアが趣味の私にとっては、山も海もすぐ近くの広島は恵まれた環境です」（真弓 賢剛さん）、「自然豊かでありながらトレンドの店も多くて都会でもあります」（川村 陽子さん）と広島を絶賛。

グルメも充実。牡蠣や穴子などの海の幸や、温暖な気候を生かして栽培されているレモンなど山の幸にも恵まれている。たっぷりのキャベツに豚肉、そば、卵などを山盛りに重ねて焼く広島のソウルフード「お好み焼き」は外国人観光客にも大人気だ。

そして海の上に佇む『厳島神社』と世界平和を訴える『原爆ドーム』。二つの世界遺産を有することでも世界中の注目を集める。「原爆ドームは日本人として行っておきたい場所。心が震えました」（青野 駿哉さん）、「広島で生活する中で、原爆ドームを見るたびに戦争の恐ろしさや平和の尊さについて改めて考えさせられます。歴史を伝えてくれる貴重な場所です」（中森 志織さん）と、広島を訪れるうえで欠かせない場所でもある。

さまざまな面を持ち、さまざまな面から楽しめる広島市。「なんといっても人がやさしくてあたたかい。広島、好きになっちゃいました」（酒井 孝房さん）と言うように、三菱食品 中四国支社の皆さんから強い広島愛が伝わってきた。

住宅とカフェやシェアキッチンなどが集うコミュニティ施設。元園芸倉庫をリノベーションしたおしゃれなカフェでは、モーニングやランチ、種類豊富な焼き立てのパンなどが味わえる。地元の人々の利用が多く、ゆったりとしたくつろぎの時間が流れる。「7人のバリスタさんが日替わりで提供するコーヒーが楽しみ。住宅街の一角にあって落ち着いた雰囲気なので、休日はこちらで語学の勉強をしています」（青野さん）

広島県広島市佐伯区皆賀3-8-11

宮島口桟橋からフェリーで10分。大鳥居や社殿、回廊が海に浮かんでいるかのように見える厳島神社のほか、200mの海水浴場やキャンプ場のある宮島包ケ浦自然公園があり、子どもから大人まで楽しめる。宮島包ケ浦自然公園ではキャンプ用具や釣り道具、自転車のレンタルができ、手ぶらでバーベキューが可能。「営業のみんなでバーベキューをしました。鹿が近寄ってきて楽しい」（酒井さん）

厳島神社　広島県廿日市市宮島町1-1
宮島包ケ浦自然公園　広島県廿日市市宮島町1195

和食店で長年働いていた店主が2020年に独立して中央卸売市場内にオープンし、夫婦で営んでいる。人気はチキン南蛮や生姜焼き。ガッツリ系のメニューが多いが、どれも丁寧に作られており手の込んだ味。自家製チャーシュー丼（600円）のチャーシューは2時間煮込んでトロトロだ。「社員から『ランチに市場に行く』という話を聞いて足を運び、みつけたお店。日替わりもとてもおいしいですよ」（川村さん）

広島県広島市西区草津港1-8-1

原爆ドームの隣に2016年オープン。物産館「SOUVENIR SELECT 人と樹」では、定番の銘品や話題の新商品など約1,000品を取り揃えており、広島土産がよりどりみどり。別途料金（大人2,200円）で屋上のウッドデッキが広がる展望スペースに上がることができる。「屋上展望台からは市内が見渡せます。屋上にある『握手カフェ -WIND SIDE-』ではアルコールも提供しているので、夜景を見ながらお酒が楽しめますよ」（川村さん）

広島県広島市中区大手町1-2-1

広島県内に9店舗を展開。昭和37年の創業以来、お好み焼き専用の生麺を作り続けている磯野製麺の麺を使っており、外側は高温の鉄板でカリカリに、内側はもっちりとコシがある。キャベツもたっぷりヘルシーで、このボリュームでもどんどん食べられる。「営業メンバーとよく食べに行きます。広島には他にもお好み焼きの名店が多数ありますが、私はここの『肉玉そばW』（1,050円）が好きです」（柳賀瀬さん）、「ヘラで食べる広島流の食べ方を学びました」（小池さん）。関東にも2店舗あり。

広島県広島市中区堀川町2-11