拠点訪問

2024.01.25

三菱食品

広島県・広島市

若手と中堅社員が力を合わせ、「食」を起点に地域を元気に!

三菱食品の全国にある8支社のうちのひとつ、中四国支社。広島駅から車で約30分、広島電鉄宮島線井口駅から徒歩約15分。草津港のほど近く、ショッピングモールや企業の物流センター、中央卸売市場などが集まる広島市西区商工センター地区に位置する。国内外の加工食品、菓子、冷凍・チルド食品、酒類などの卸売をおもな事業とする三菱食品では、小売業や外食業へさまざまな商品を提供するほか、地域企業や自治体と連携し『地域貢献・地域創生プロジェクト』を推進。地域の隠れた商材・名産品の発掘提案、地域課題の解決に向けた取り組みを実施している。今回は、中国・四国地方の中心で日々奮闘する、2022年入社の若手3人と、その指導にあたった中堅社員4人が登場する。

地域企業や自治体とタッグを組み、共同でスイーツを開発

食品卸売業は、メーカーと小売業のパイプ役となり、持続可能なサプライチェーンの構築のために機能している。今回登場するメンバーはそれぞれが担当企業を持つ営業部門。得意先へ商品や売り場、企画の提案を行い、また様々な要望に応えるべくメーカーと協働する。

酒井 孝房さんは中国地方を中心とするエリアのスーパーマーケット・ディスカウントストア・ドラッグストア・100円均一業態などの得意先を担当するメンバー15人をまとめるユニットリーダー。
「ユニットが一丸となってアイデアを出し、得意先へ提案した企画が採用されたときにやり甲斐を感じます。メンバーは各々得意先を担当し責任感を持って仕事をする一方で、バーベキューや飲み会などのオフも様々な企画で楽しんでおりメンバー同士の仲がよく、まとまっています。例えば『加工食品と菓子で一緒に何か企画できたら』と、点ではなく面で仕事をする意識が強く、いつも助け合っています。社内だけでなく、得意先も巻き込んで一緒に商品を作り上げていきたいですね」(酒井さん)

2023年は、株式会社八天堂と、広島・山口・岡山でスーパーマーケットを展開する株式会社フレスタとともに、広島県呉市の狭間農園 『ちっちゃい島のレモン』を使用した『くりーむパン』『とろける大福』『レモンケーキ』を共同開発した。パッケージには「広島サミット県民会議ロゴ」をデザインしたステッカーを貼付し、G7広島サミットを応援。高齢化が進む広島県の安芸灘諸島の島々のレモンを未来に繋げ、地域創生に貢献したい想いからスタートした企画だ。

この企画に携わったのが中森 志織さんと川村 陽子さん。中森さんは2022年入社。そのインストラクターとして1年間、一緒に得意先を回り丁寧に指導したのが川村さんだ。中森さんは2年目になって独り立ち。店内調理の惣菜コーナーの業務用商品を担当し、自ら惣菜メニューを考え、提案する。

「社内外からの旬の食材やトレンド情報を取引先に提案することで、消費者ニーズに応える役割を担っています。提案から導入までには、メーカー選定、原価計算、店舗でのオペレーションなど考えなければいけないことが多いため、日々勉強中です。惣菜管理士の試験にもチャレンジし合格することができました。私自身、食べることで元気になって救われたことがたくさんあるので、食を通じて人を笑顔にしていきたい」(中森さん)

「お客さまの意見を取り入れつつ、プラスアルファをご提案しています。例えば、これまで油がついて調理器具の洗浄に手間がかかった餃子を改良し片付けが簡便にできる製品をご提案しました。味はもちろん、オペレーション面での気配りや改善も大切にすることでお客様にも生活者の皆さまにも喜んでいただける惣菜を提供していきたいです」(川村さん)

地道な営業で信頼関係を築く、受け継がれる心

青野 駿哉さんは、広島のスーパーマーケットを中心に菓子を担当。入社時にインストラクターとしてついたのは真弓 賢剛さん。真弓さんの仕事のモットーは「得意先と決めたことはきちんと守る」とシンプル。例えば見積もりを期日までに出す、商談で決めた納品日に決めた数量をきちんと納品する、得意先・バイヤーが求めていることをコミュニケーションをとりながら会話のなかからすくいあげ寄り添い積み重ねていく、といったことだ。青野さんもその教えをきちんと守っている。

「『当たり前のことを当たり前に』ということはいつも心がけています。真弓さんをはじめ先輩社員に親切に教えてもらえる恵まれた仕事環境です。本社(東京)や全国の支社にいる同期との横のつながりも強いので、情報を共有して仕事に生かしています」(青野さん)

「得意先からの評価は、その場よりもバイヤーが異動になるタイミングなど、数年経ってからいただくことが多い。先日は、15年ほど前に担当していたバイヤーから『たまたま近くに来たので⋯⋯』と連絡があり、『今までいろいろな業者さんと取り引きをしたけれど真弓さんが一番だった』というお言葉をいただきました。地道にやっていたことが認められてうれしかったですね」(真弓さん)

小池 脩斗さんは島根のスーパーマーケットを担当する。
「先輩社員に相談しながらも、そこでいかに自分で考えてバイヤーと交渉するか、そのスキルが2年目になって身についたように思います。私は埼玉出身ですが、地域による食文化の違いに驚くことが多い。食に携わる者としてそこは押さえておきたいところ。日々学んでいます」(小池さん)

小池さんのインストラクターを務めたのは柳賀瀬 剛一さんだ。
「常に他の小売業がどういった売り場をつくっているのか、足を運び参考にするようにしています。自分がお得意先様に提案した商品が採用され、実際に店頭に並んだところを見るときが一番うれしいですね」(柳賀瀬さん)

中堅でありながら若手の意見もよく聞くようにしている。「逆に勉強になることも多い」と語る。
「中四国支社は若手が増えて活気があります。営業部門はチームワークが強み。若手、中堅社員問わず一致団結して力を合わせ、日々業務に励んでいます」(柳賀瀬さん)

酒井 孝房
TAKAFUSA SAKAI
中四国支社 営業グループ Aユニットリーダー

中森 志織
SHIORI NAKAMORI
中四国支社 営業グループ Aユニット

川村 陽子
YOKO KAWAMURA
中四国支社 営業グループ Aユニット

青野 駿哉
SHUNYA AONO
中四国支社 営業グループ Bユニット

真弓 賢剛
KENGO MAYUMI
中四国支社 営業グループ Bユニット

小池 脩斗
SHUTO KOIKE
中四国支社 営業グループ Aユニット

柳賀瀬 剛一
KOICHI YANAGASE
中四国支社 営業グループ Aユニット

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