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2024.04.11

三菱製鋼

Mitsubishi Steel Mfg.

三菱製鋼が一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟に協賛!
コーチや選手を招いた社内イベントに従業員が参加

2024年2月3日~4日にわたり、車いすバスケットボールのクラブ日本一を決める「天皇杯 第49回日本車いすバスケットボール選手権大会」が東京体育館で行われ、神奈川VANGUARDSが埼玉ライオンズとの激しい攻防戦の末、優勝を果たした。大会MVPに選ばれた丸山 弘毅選手(神奈川VANGUARDS)には、三菱製鋼の山口 淳社長から賞金10万円が手渡され、会場で試合を観戦した三菱製鋼従業員とその家族約50人も大きな拍手と歓声で健闘を讃えた。

サステナビリティとダイバーシティに対する意識を深めていきたい

三菱製鋼株式会社は、社会貢献活動の取り組みを強化するなか、パラスポーツの普及や発展に貢献したいという思いと、サステナビリティおよびダイバーシティに対する従業員の意識向上や理解促進を目的として、2023年、一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟(以下、連盟)とオフィシャルサポーター契約を締結した。冒頭の「天皇杯」に従業員たちが観戦に向かったのもその一環だ。

車いすバスケットボールは、パラリンピックに正式採用されている競技で、コートを駆け回るスピード感と、車いす同士がぶつかり合い選手が転倒することも珍しくないほどの迫力が人気となっている。障がいの有無や年齢、性別に関わらず、誰もが参加できる「インクルーシブスポーツ」としても注目されており、競技人口が多く、現在国内では70近くのチームが連盟に登録されている。

2023年12月6日には、従業員を対象とした「車いすバスケットボール体験会/男子日本代表 京谷 和幸ヘッドコーチ講演会」を実施。広報・IR部を中心にさまざまな部署の担当者が兼任で活動を行っているESG分科会が主催し、山口社長ほか役員はじめ従業員約30人が参加した。

全国の拠点でもイベント開催を予定、全社で応援していく

熱弁する京谷ヘッドコーチ

京谷ヘッドコーチと川原選手によるトークショー

従業員約30人が競技を体験した

講演では、京谷ヘッドコーチが車いすバスケットボールの魅力や、東京2020パラリンピック競技大会での銀メダル獲得までの道のり、選手・チームのモチベーションの維持において心がけていることなどを語った。また、ゲストとして男子日本代表キャプテンの川原 凜選手が登場し、2人の指導のもと体験会も行われ、ミニゲームを行なった。その様子について、広報・IR部の田中 絢さんと木下 侑尋さんは次のように語る。

「参加した従業員たちは車いすバスケットボールはもちろん、車いすも初めての人がほとんど。まずはボールを持たずに競技用車いすの操作から教えていただき、その後、パスやシュートの練習をしました。ミニゲームでは社長を含めて思った以上にみんな積極的に動き回り、かなり盛り上がりました。開催後のアンケートでも『京谷ヘッドコーチから情熱が伝わってきました』『京谷ヘッドコーチのコミュニケーションの方法などのお話を仕事に生かしたい』『体験会が楽しかった』『川原選手にさまざまなプレーを見せていただき、かっこよかった』と大好評。『今後、練習や試合を見に行きたいですか』『他の人にすすめたいですか』という質問に対してもほとんどの参加者が『はい』と回答し、満足度がかなり高いイベントとなりました」(田中さん)

「今回の講演会・体験会は、社長自身『京谷ヘッドコーチの言葉に感銘を受けた』といった感想を述べていましたし、後日、社長が車いすバスケットボールの話をさまざまな人に伝えていたとも聞きました。協賛を始めてまだ間もないということもあり、今はまだきっかけづくりの段階ではありますが、会社全体で盛り上げていけたらと思っています」(木下さん)

今後も継続してイベントを開催していき、外部向けの開示資料などでも車いすバスケットボールに協賛していることをPRしていく予定だ。

ゲストと参加者全員での集合写真

「車いすバスケットボールは全国各地にクラブチームがあり、三菱製鋼の各拠点も巻き込んだイベント開催などの活動も期待できます。今回の参加者は東京本社の従業員を対象にしましたが、今後は各地域にある製作所でも家族と一緒に参加してもらったり、新入社員研修に取り入れたりすることを検討しています。今後も協賛を通じた取り組みを積極的に行い、車いすバスケットボールの普及と発展に貢献できればと考えています」(田中さん)

INTERVIEWEE

インタビュアー写真

田中 絢  JUN TANAKA

広報・IR部

インタビュアー写真

木下 侑尋  YUKIHIRO KINOSHITA

広報・IR部

三菱製鋼株式会社

東京都中央区月島4-16-13
日本最古のばねメーカーとして1904年に誕生した東京スプリング製作所を前身として1949年に設立。特殊鋼鋼材事業、ばね事業、素形材事業などを手がけ素材から製品までの一貫したものづくりを誇る。「2023中期経営計画」では「人を活かし、技術を活かし、時代の波に乗りつづける企業でありたい」をスローガンに掲げ、変化に対する対応力を磨き、お客様の声に応える製品開発・提供を進めるとともに、社会の発展への貢献など、企業価値向上に向けて全社一丸となって取り組む。

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