若手社員登場

2024.01.11

三菱ガス化学

チャレンジ精神旺盛な若手社員が考えていることを紹介します。

仕事においての夢はなんですか?

2021年に入社した平塚研究所第1研究グループの赤井 優花さんと、2019年に入社した合成樹脂事業部 シート・フィルム開発グループの小坂 恵夢さんに話を聞きました。

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三菱ガス化学

1951年創立。メタノール、過酸化水素、高機能エンジニアリングプラスチックス化学品・素材製品のほか、発泡プラスチック、脱酸素剤エージレス®といった機能製品まで幅広く多様な事業を展開。化学にもとづく幅広い価値の創造を通じて、社会の発展と調和に貢献することを目指す。

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赤井 優花  YUUKA AKAI

2021年入社。平塚研究所第1研究グループ
「旅行が趣味。ちょっとした連休では静岡、群馬、博多などの国内旅行へ。長期休みでは、やっとコロナも落ち着いたので念願のアフリカに行きました」

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小坂 恵夢  MEGUMU KOSAKA

2019年入社。合成樹脂事業部 シート・フィルム開発グループ
「趣味はサッカー観戦。中学、高校時代は自分でもプレーしていました。子どもはまだ1歳ですが、将来サッカー好きになってくれたらうれしい」

研究成果をお客様に関心を持っていただけるように伝えたい

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機能性樹脂、塗料、接着剤、包装材料、レジスト材料を主な研究テーマとする平塚研究所(神奈川県平塚市)に在籍する赤井 優花さん。風力発電用のブレードや防食塗料、接着剤などに使われている、ポリアミン類の利用研究に携わっている。三菱ガス化学の主力製品の売り上げをさらに向上させたいと、新規用途開発に情熱を注ぐ。研究は予測していたとおりのデータが出ないこともあるが、悩みすぎず、早めに切り替えて次に進むことができるところが強みだと自己分析する。


「『予測どおりにいかなかった』ということもデータの一つ。逆に、思ったとおりのデータが出たとしても、お客様にご紹介したときにあまり響かないこともたまにあります。そのときはお客様が求めていらっしゃるものを丁寧にヒアリングして解決方法を探しています。そのため研究所勤務といってもお客様との面談もよくあります。伝え方によって研究成果にご関心を持っていただけるかが変わってくるので、その点は意識しています」

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まだ3年目、先輩や上司に相談することも多い。


「比較的平均年齢が低く、活気ある若いチームに所属していますが、知識が豊富で質問すれば何でも親切に答えてくれます。先輩社員や同期の研究成果が、国内・国外問わず採用されているのを見ると、モチベーションアップにつながりますね。私が研究開発に携わった製品も世の中でたくさん使ってもらって、会社の売り上げに貢献できたらうれしいです」

ベテラン研究者が思いつかないことをしてみる

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合成樹脂事業部 シート・フィルム開発グループで、偏光シート保護層用の材料開発に携わっている小坂 恵夢さん。スポーツ用のサングラスなどに使用される偏光フィルムに、紫外線をカットする、芝目がよく見えるなど、プラスアルファの新しい機能を持ったフィルムの開発を目指す。


仕事の強みは先入観なく検討できることだという。


「『ベテランの研究者が考えつかないようなことをしている』と上司からよく言われます。たとえば、特定の薬品に対する耐薬品性の研究で、通常は誰もが入れたら耐薬品性が悪化すると思う成分を添加したフィルムを作ったら、その薬品に対する耐薬品性が上がったんです。上司にかなり驚かれました。反対に、弱みは製造プロセスの検討。小さいスケールではうまくいっても、いざ製品化するときにどのように作ればいいかがまだ勉強しきれていません。今の仕事は、開発と工場の中間に位置するポジション。試作の段階で工場の担当者に教えてもらったり、プロセスに強い先輩に聞いたりして一生懸命勉強しているところです」


自分が設計した材料やそれを使った製品が世に出て、「これを開発したんだ」と言えるようになりたいと語る。


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「世の中に自分の研究成果を出せることはこの仕事の大きな魅力。入社1年目は研修として営業に携わり、それから開発、今はその中でも工場により近い仕事と、技術だけに留まらず幅広い仕事でいろいろな経験をさせてもらっています。お客様が求めていらっしゃるものを作るといううえでは、短期間ではありますが営業の経験が役立っています」

研究成果が世界に広がり、会社を動かせるように

赤井さんの趣味は旅行。同じ地域をリピートするよりも行ったことがないところを開拓したいタイプ。最近、念願の南アフリカとボツワナ、ジンバブエに行った。入社して海にほど近い平塚に住むようになり、思い立って一人でサーフィンスクールに入会、サーフィンも趣味の一つとなった。

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「なかなか上達はしないのですが、海に浸かっているだけでも疲れが取れます。スクールで出会った同世代からシニア世代まで幅広い年齢層のサーフィン仲間との交流も楽しいです」

好奇心旺盛、チャレンジ精神旺盛なところは「仕事のうえでも役に立っているかもしれない」と語る。

小坂さんは1歳の息子がいる。誕生から1カ月間ほどは育休を取得した。「とにかくかわいい、何をしていてもかわいい」と頬を緩める。趣味はサッカー観戦。イングランド1部のチーム、リバプールのユルゲン・クロップ監督のファン。

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「ファンをワーッと感動させる魅力的な監督。子どもが寝るまでは子どもと遊んで、寝たら自分の時間。海外の試合をよく観るので夜中の観戦が中心。芋焼酎の水割りかソーダ割りを片手に観戦しています」


赤井さんは仕事での夢について、「海外勤務をしてみたいです。自分が研究した技術や製品が、行ってみたい国で採用されたらうれしいな、とひっそり思いながら研究しています。好奇心の強さを生かして会社にとって貴重な人材になれたらって思います」と語る。


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小坂さんは「会社経営に関心があります。今後も幅広い業務に携わり、そこで吸収したことを生かして、ゆくゆくは会社を動かせる人間になりたいという夢を持っています」と未来に思いを馳せる。研究所から世界へ、力強いスタートを切った2人だ。


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