2021年に入社した商品開発部の長山 冬花さんと、株式投資部の那須野 栄祐さんに話を聞きました。
明治安田生命保険相互会社
1881年の創業以来、相互扶助の精神のもと、生命保険事業のパイオニアとしてお客さまと地域社会を支えてきた。地域社会の発展を応援し、相互扶助の輪を広げることを通じて、持続可能で希望に満ちた豊かな社会づくりに貢献する。


長山 冬花 FUYUKA NAGAYAMA
2021年入社。商品開発部 法人商品開発グループ
「商品開発の案件に携わるなか、断片的に見える保障内容や保険料も、実際には綿密に影響し合う要素なのだと実感しています。そのときどきの業務で、自分なりの貢献をしたいと考えています」

那須野 栄祐 EISUKE NASUNO
2021年入社。株式投資部 国内株式投資グループ
「入社3年で、投資フロントにおいて裁量権のある仕事をさせてもらい、いい経験ができています。ボトムアップで提案したことが明確に結果として表れるので、頑張りがいのある仕事です」
「動けば何かが変わる」と学んだ営業実習

長山 冬花さんは2023年4月から、本社商品開発部の法人商品開発グループに所属。団体保険や団体信用生命保険、団体年金など、法人向けの商品開発に携わっている。
「生命保険市場の動向や、顧客のニーズを調査・分析したうえで、大枠から商品開発の方向性を示していくのが当部の役割。経営計画や商品販売計画、収益、事務処、システムなどのさまざまな視点から各部署が意見を出し合い、その都度、調整を繰り返します。私の仕事は、それらの会議体の運営や資料作成、情報収集などさまざまです」
一つの商品を世に出すまでには約2年半〜3年。長山さんが担当している二商品のうち、一つは着任した1年間で検討が大きく前進した。
「商品開発は発売にこぎつけることで終わりではなく、システムが正しく稼働するまで安心はできませんし、契約件数が伸び悩めば、販売方法やスペックを見直すこともあります。手がけた商品とは長いスパンで関わることになりますね」
自身の強みは、置かれた状況に応じてベストを尽くす柔軟性と分析。とくにそれを活かせたと思うのは、昨年経験した3カ月間の営業所実習だ。
「営業職員に同行し、契約に貢献するという実習でしたが、最初は営業経験も商品知識もないため、同行にこぎつけることすらできずに悩みました。そこで、独自に営業職員が苦手とする飛び込み営業に積極的に挑戦し、営業職員が訪問する許可を数社から得ることで貢献しようと取り組みました。その結果、営業職員の方からの信頼が徐々に得られ、同行回数の向上につながるとともに、開拓件数で高く評価していただけました。どんなときも『自分にできることは何か』を考えて動けば、必ず状況を変えることができる。そう感じた経験でした」
常に自分なりの貢献を考え、自主性やスピード感のある対応を心がけているという長山さん。同じ部署の人達から「ありがとう」「おかげで助かったよ」と言われることが何よりうれしく、大きなモチベーションになっている。
日々勉強をさせてもらっていることに感謝

那須野 栄祐さんは2023年4月、入社以来希望のあった資産運用部門に異動。株式投資部
国内株式投資グループに所属して、上場企業の分析をするアナリスト業務、株式の売買を行うトレード業務、投資先管理業務などに携わっている。
「私達の役割は、お客さまからお預かりした保険料を運用して、確実に収益を上げること。現在約6兆円の国内株式を保有しており、その管理と新規投資の検討を担っています。アナリストが10名ほどいるなかで、私は化学セクターを担当していますが、化学メーカーを見るのは私一人だけなので、誰よりも業界に精通することが求められます。上場企業の調査・分析・評価、新たな投資先を提案する際の説明責任も重く、ひたすら情報収集と勉強の日々です」
株式投資には定量的な判断と同時に、「まだ市場が成長性を認めていない段階」「今後株価は回復するだろう」など、各アナリストによる定性的な評価も重要になる。あらゆる情報ソースを駆使して多角的に分析するため、リポート等を読みこむだけでなく、企業のIR担当者に直接取材をしたり、証券会社のアナリストから情報提供を受けたりすることも多い。そうした人達と対話を重ね、信頼関係を構築していくことも大切だ。
「一つの発注で億単位の金額を動かすこともあるため、緊張感はありますが、自分の意見が会社としての投資行動につながることがやり甲斐です。機関投資家として株式市場でプレゼンスを発揮しながら、会社の利益を支えているという自負もあります。また、ニュースで見聞きするような経済情勢が投資判断に密接に関わってくることにも面白さを感じますね」
そんな那須野さん。自分の強みは粘り強さだと語ってくれた。
「運用分野を経ずに投資部門に配属され、最初は何も分かりませんでした。それでも粘り強く過去の事例を調べたり、今後の予測を専門家に聞いたりして、自分が納得するまで仕事と向き合うことで対応できたと思います。大変さはありますが、仕事を通じて日々勉強ができて、とても楽しいです」
「K-POPのパフォーマンスに夢中」「非日常が味わえる旅が大好き」
Jリーグの試合観戦やおいしいカフェ巡り、サウナなど、多趣味な長山さんが今元気をもらっているのがK-POP。NCT 127やNCT
DREAMなどの男性グループを中心に動画を観たり、ライブに足を運んだりしている。
「K-POPの世界は競争が激しく、本当に一握りの子しかデビューできないので、歌も踊りもハイレベルで魅了されます。K-POPがきっかけで、これまで6回韓国旅行に行きました。現地はご飯がおいしくて、洋服もセンスがよく買い物が楽しい。ぜひ定期的に行きたいですね」(長山さん)

すっかり韓国の魅力にとりつかれ、笑顔が絶えない長山さん

スポーツ観戦も元気の源だ
那須野さんのオフの楽しみは、「山形支社配属時代に目覚めました」という日本酒を飲むことと、学生時代からの趣味である旅行。国内は47都道府県制覇が目前だ。友人と一緒に出かけるのも楽しいが、一人旅をすることも多い。
「直近はニュージーランドのオークランドへ行き、学生時代はタイでバックパッカーも経験しました。タイは街に英語表記がない所もあるため観光地の寺院にたどりつけず、人づてで英語が通じる人を見つけてタイ語で行き先を書いてもらい、それをバスの運転手に見せながら向かった思い出があります。現地の人とたくさん交流し、温かさに触れられるのが一人旅の醍醐味ですね」(那須野さん)

ニュージーランドを背景に旅行を楽しむ那須野さん
自分らしいアウトプットで価値を創出したい
二人が今後の課題として語ってくれたのは、自分から発信できる価値を見出すことだ。
「これまでの3年間を振り返ると、自分で検討内容の筋道を立て、考えをアウトプットするという姿勢が不足していたと感じています。本社での業務が2年目になる今年は、商品の発案の部分でも意見を発信するなど、一つでも多くのアウトプットを生み出せるよう業務に取り組みたいです」(長山さん)

「上長から『経験が浅い若手ならではの提案をどんどんして欲しい』といわれますが、そうした発想力がまだ足りないと感じています。基礎の積み重ねは必要ですが、今後は、株式投資や業務のDX化などにおいても、過去の事例に囚われない柔軟なアイデアを出したいですね」(那須野さん)

自分らしさと独自性を追求していくことが、4年目のさらなる飛躍につながることだろう。