若手社員登場

2024.08.08

三菱食品

チャレンジ精神旺盛な若手社員が考えていることを紹介します。

一番印象に残っている仕事は何ですか?

2020年に入社したCVS本部の赤川 友梨さんと、法務グループの加藤 颯馬さんに話を聞きました。

三菱食品株式会社

1925年設立。「食のビジネスを通じて持続可能な社会の実現に貢献する」をパーパスとして掲げ、国内外の加工食品、低温食品、酒類および菓子の卸売を主な事業内容とし、さらに物流事業およびその他サービス等の事業活動を展開。

若手社員登場 メインビジュアル マンスリーみつびし
インタビュアー写真

赤川 友梨  YURI AKAGAWA

2020年入社。CVS本部 菓子グループ Aユニット
「業務や日々の研究を通じておいしいお菓子に出会えることがモチベーション。世界のトレンドにアンテナを張りつつ、未来のお菓子を提案できるよう、知識やアイデアを深めていきたいです」

インタビュアー写真

加藤 颯馬  SOMA KATO

2020年入社。法務グループ 企画法務ユニット(兼)契約法務ユニット
「モチベーションは、法律のプロフェッショナルとして、一番のクライアントである営業部署に頼りにされたり感謝されたりすること。会社に不可欠な存在として、営業部署と互いに尊重し合うことを大切にしています」

自分が手がけた売り場が全国で展開される喜び

インタビュー画像

「2020年の入社以来、お菓子の営業一筋です」という赤川 友梨さん。入社1年目で仙台に配属されて、東北エリアのスーパーマーケットを担当し、2023年4月にCVS本部へ異動。現在は得意先である大手コンビニエンスストア・株式会社ローソン本部でポケット菓子を担当する。

ポケット菓子とは、同社のブランド「ハリボー」を始めとするグミキャンディや、ガム、チョコレートといったお菓子のカテゴリー。子どもから大人まで幅広く愛される身近な食品だ。赤川さんは得意先の売上拡大に向けて、商品選定や販促提案を行うほか、ローソン限定・先行商品の設計も手がける。

「お菓子は嗜好品ということもあり、食品のなかでは見た目や味などをアレンジする自由度が高いんです。ですから、得意先のご要望や消費者の嗜好を踏まえ、自分の意見や提案をリアルタイムで商品に反映させることができる点に面白さを感じています」と赤川さん。広く食に関わりたいと入社したが、今はポケット菓子の世界に魅了されている。

インタビュー画像

仙台で担当していた地元密着型のスーパーマーケットでの営業とは違い、現在のローソン本部で採用された商品や販促企画は、全国のエリアで展開されるものだ。それだけに責任も重いが、大きなやり甲斐を感じている。
CVS本部に配属されて最も力を入れたのは、昨年バレンタインデーとホワイトデーの商品設計を担当したことだ。販売商品の仕様や店頭POP制作など、売り場を一からデザインすることができた。

「販売期間は短いものの、商品パッケージの色ひとつから得意先と何度も調整を重ねて、数カ月かけて準備をしました。たまたま期間中に旅行に出かけたのですが、全エリア採用の企画ですから、携わった商品がどこのローソンさんにもあるんです。それが本当にうれしくて、達成感で胸がいっぱいになりました」(赤川さん)

他部署と協力して大きな仕事を成し遂げる一体感

インタビュー画像

ハンドボールの経験がある加藤さんは、華麗なフォームを披露

加藤 颯馬さんは2020年の入社以来、同社の法務グループに在籍。約20名のメンバーは、おもに取引先との契約書の確認を行う「契約法務ユニット」と、法律分野の新たな取り組みを担う「企画法務ユニット」に分かれ、現在、加藤さんは両ユニットを兼務している。

「ルーティン業務としては、会社が締結する契約書の内容に問題がないか、事業に法的リスクがないかをチェックすることや、法律相談への対応があります。当社は事業の規模が大きく幅も広いため、取引先が多く、法務グループとして年間に5,000〜6,000本の契約書を確認・検討しています」(加藤さん)。

事業領域の拡大やDX推進を始めとするビジネス環境の変化により、法務には常に新たな分野の法律知識が求められる。また、行政調査への対応も担っている。多忙な部署ではあるが「法律のプロとして会社の発展を支えている」という自負がモチベーションだ。

インタビュー画像

中でもとくに難度が高いのは、会社がM&Aを実行する際の法的サポートだという。

「会社として大きな取り組みですし、社内外で非常に多くの人が関わります。調整や交渉が多岐にわたるうえ、最終契約までの時間も限られています。そのなかでも、冷静に法的リスクを見極めることが我々に求められている役割であり、案件を前に進めて行く上での調整や駆け引きの一つ一つがとても難しいと感じました」(加藤さん)。

それだけに、多くの部署と連携してプロジェクトを完遂したときの達成感は言葉にならないほどだ。
「法律的な検討を元に交渉を重ね、取引先との妥協点を見出し、いよいよ契約できたときは、社内の一体感を強く感じます。さまざまな案件を通じて営業部署から頼りにされたり、感謝されたりすることは、バックオフィスとしての大きなやり甲斐につながりますね」(加藤さん)

低山ハイクにサッカー観戦。「大好き」が明日へのパワーに!

オフは博物館や雑貨店巡りなどをして、街の情報にアンテナを張っているという赤川さんだが、都会の喧噪を離れて低山を歩くことも大好き。大学生の頃から友人や家族と連れだって月に1、2度、標高300〜1,500mほどの山を日帰りで登っているという。

「自然の音や匂いを感じて黙々と登り、頂上で達成感を味わうことが何よりもリフレッシュになります。とくに好きなのは神奈川県の大山。街に近いけれど登り応えがあり、頂上からは相模湾がきれいに見えるんです。山へのアプローチでは普段行かない場所を通るので、地元のお店など、色々な発見があるのも楽しいです」(赤川さん)

インタビュー画像

福島県 一切経山にて撮影。コバルトブルーの湖「魔女の瞳」を山頂から望んで

一方、「妻は色々なものに興味関心があり、休日は誘われて出かけることが多い」という加藤さん。自身の趣味はテレビでのサッカー観戦だ。「サッカーは観る専門」と言いつつ、海外リーグで楽しみな試合がある日や、Jリーグの天王山、日本代表戦があるときは欠かさずテレビの前に座る。
「好きなのは、日本人選手がビッグクラブで活躍するイングランドプレミアリーグですが、時差のため放送は深夜。サッカーはリアルタイムで観ないと気が済まないので、翌日は寝不足気味です。ただ、どんなに忙しくても、わくわくする時間を持つのは自分にとって大切なことですから、睡眠時間を削るだけの価値があります(笑)」(加藤さん)

インタビュー画像

埼玉スタジアム2002にて会社の同僚とサッカー観戦

「走るとき」と「考えるとき」のバランスを磨く

二人にこれからの課題をたずねると、似たテーマで逆の答えが返ってきた。

インタビュー画像

「今の得意先は規模が大きく、わずかな違いが大きなハレーションを生む可能性があるので、一つ一つの業務を慎重に確認しながら進めています。反面、この心配性を弱みに感じるところもあり、要所要所でスピード感を持って動けるようになりたいです」(赤川さん)

「私はフットワークが軽く、何事も素早く判断して行動できるのが強みですが、それが裏目に出て逆に大きく遠回りしてしまうこともありました。今年は法務グループに新入社員も入ったので、自分の判断が将来的に及ぼす影響を考えて行動に移すことの重要性をともに学んでいけたらと思います」(加藤さん)

「まだまだ経験が必要」と声を揃える二人。さらに大きな仕事との出会いが財産になっていくだろう。

過去の記事

TOP