若手社員登場

2024.11.14

ENEOSホールディングス

チャレンジ精神旺盛な若手社員が考えていることを紹介します。

入社して「自分が変わった」と思うことは?

2020年に入社した水素事業推進部の村上 祐希さんと、リテールサポート部の住谷 映里佳さんに話を聞きました。

ENEOSホールディングス株式会社

2010年設立。『エネルギー・素材の安定供給』と『カーボンニュートラル社会の実現』との両立に向けて挑戦するという、ENEOSグループ長期ビジョンのもと、石油製品ほか事業、機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業、石油・天然ガス開発事業、金属事業などを手掛ける。

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村上 祐希  YUKI MURAKAMI

2020年入社。水素事業推進部 国内水素サプライチェーングループ
「所属チームの役割は新しい水素事業の立ち上げですが、エンジニアリング経験が豊富な社員も多く、技術的な会話は常にハイレベル。技術領域に関する理解をもっと深めるために日々勉強です」

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住谷 映里佳  ERIKA SUMIYA

2020年入社。リテールサポート部 リテール総括グループ
「ENEOSには大学時代の応援部の先輩がいて、話を聞くうちに『素敵な会社だな』と就活時から親しみを感じていました。入社後は、ENEOS野球部応援団でブラスバンドを担当しています」

脱炭素社会を目指して新事業にゼロから取り組む

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2020年入社の村上 祐希さんは、化学品の原料であるナフサや工場の燃料として使う重油といった石油製品を販売する法人営業、契約審査やコーポレート・ガバナンスを担う法務部を経て、今年の4月に希望していた水素事業推進部へ異動。担当するのは、脱炭素社会の実現を目指す次世代エネルギー、水素を使った新規事業プロジェクトの立上げだ。

「検討しているのは、海外でグリーン水素(再生可能エネルギーを利用して製造過程でCO2を排出しない水素)を生産し、当社の製油所へタンカーで運び、国内の法人顧客へ供給する事業です。2030年度の供給開始を目指して、サプライチェーンの検討やリスクの評価、パートナー企業・政府との協議などに、約30名のメンバーで取り組んでいます」(村上さん)。

新しいビジネスをゼロから創出するプロジェクトは発見と課題の連続。海外での水素生産から国内顧客への供給に至るまで、サプライチェーン構築のすべてが手探りだ。もともと技術畑ではない村上さんにとって、プラント設備の専門用語が飛び交う環境はラクではないが、それも含めて毎日が新鮮で面白い。

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「大学で政治学を学び、就活時から『社会的意義が大きな仕事』そして『安全保障に関わる仕事』がしたいと考えていた私にとって、脱炭素社会とエネルギー供給に貢献する水素事業はまさに希望通り。モチベーション高く取り組めています」と村上さん。これまでの部署で積んできた経験も大きな強みになっている。

「既存の石油精製事業との調整や、将来の水素需要を広げるための営業には、石油製品の販売で培った知識やネットワークが役立ちますし、検討している事業スキームや協業先との交渉事項を契約に落とし込むときは、法務部での経験が生きてきます。多様な事業を展開する大きな組織なだけに、基盤事業の販売部門と管理部門を渡り歩いた自分の経験がすごく重要で、新規事業に取り組むうえで武器になると実感しています」(村上さん)

リレーションシップに貢献する仕組みづくり

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住谷 映里佳さんは、関東第1支店と危機管理部に2年ずつ勤務した後、今年4月からリテールサポート部に所属。SS(サービスステーション)の「デジタルマーケティング展開」、「店舗力強化」をサポートする部署で、住谷さんが主に取り組んでいるのは取引先との情報共有システムの構築だ。

「コロナ禍になって営業が取引先を訪問しづらくなってから、営業を介さずに元売本社が取引先と直接やりとりできるよう、情報共有のデジタル化が進められてきました。システム自体は2022年にリリースされましたが、現在も開発は続いています」(住谷さん)

目指すのは、社員も取引先も「そこに行けばすべての情報にアクセスできる場所」。開発に当たっては社内だけでなく、特約店やSSの現場から寄せられる「こうして欲しい」という声も、できる限り取り入れようと心がけている。

しかし、ITの知識がないために最初は苦戦した。「会議で初めて聞く用語が出たらその場で検索しつつ、発言は絶対に聞き漏らさないように…とついていくのに必死でした。この打ち合わせは全工程の内のどの段階なのか、今回のシステム開発は特約店やSSの現場にとってどれだけ価値のあるものなのかなどを先輩に何度も質問することで、少しずつ理解が深まってきました」(住谷さん)。

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「社会を支える仕事がしたい」とエネルギー業界に興味を持ち、幅広い事業を行うENEOSに惹かれて入社。最初に配属された支店では、販促施策をSSへ展開する営業のサポート業務を、危機管理部では災害時の緊急通信端末の管理を主に担当した。どちらも組織を支える重要な業務だが、成果が実感しにくい面もあり、モチベーションを保つ難しさを感じることもあったという。

「支店での販売と全社の危機管理の両方を経験したことで、組織をマクロな視点で見られるようになりました。良いシステムをつくることで社内外の人との信頼関係が深まり、私自身も、会ったことのないSSの方々がとても身近に感じられるようになりました。そんな手応えを日々感じていますね」(住谷さん)。

「ドライブ」「着付け」元気をくれる週末の楽しみ方

仕事では水素エネルギーの普及に取り組むが、「エンジンが付いている乗り物全般が好き。特にクルマは、父親の影響もあって大好きです」と村上さん。最近念願のマイカーを購入したばかりで、週末にハンドルを握るのが何よりの楽しみ。今年のお盆休みには、自宅がある横浜から親戚がいる京都までクルマで往復したほどのドライブ好きだ。

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北軽井沢の林道にて愛車と。昆虫などの生き物も好きで、時々山へドライブをして自然に触れあうことでリフレッシュしています。

「小さな男の子が好きなものに、大人になった今も夢中になるタイプ」というように、港で船が出入りするのを眺めたり、自衛隊の航空ショーへ出かけ、航空機の飛行展示に胸を躍らせたりすることもある。ワクワクする時間から、明日を頑張るパワーをもらう村上さんだ。

住谷さんのマイブームは、休日に着物で出かけること。コロナ禍で音楽ライブに行けなくなったとき、「新しい趣味が欲しいな」と、着付け教室に通い始めたのがきっかけだ。
「完成までにたくさんの工程があって、習得するのにとても苦労しました。“タイパ”を意識しがちでしたが、じっくり時間をかけて新しいことを学ぶ重要性に改めて気が付きました」。

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着物でのお出かけデビューの日にたまたま見つけたフォトスポットで、ドレス姿のキティちゃんと2ショット。最近では小物にも気を配ったおしゃれを楽しんでいます。

続けるうちに自信がつき、昨年は同期の村上さんの結婚式に、自分で着付けをして参列できるほど上達した。「今年も涼しくなったら、友達と一緒に、着物を着て甘味処巡りをしようと計画しています。着物を着ると、いつもと違う自分に出会える感じがして楽しいですね」(住谷さん)。

社会人として確かな成長を感じることは?

二人に、これまでのキャリアのなかで「自分が変わった」と思うことはあるかを聞いてみた。

「大きな会社のなかでは、一人でできることなどないと理解したこと。他部署も含めた社内の専門家に聞いたり、お願いしたりしなければ、どんな課題も解決できません。目標の実現に向けて、周囲の人と協力するために踏み出す力は、この5年でかなり鍛えられたように思います」(村上さん)

「新しい業務を理解するのに時間がかかるタイプでしたが、『毎回これでは大変』と思い、受け身な姿勢を改めて、やったことのない仕事でも自分から果敢に挑戦するようになりました。与えられた仕事をこなすだけでなく、1つやったときに10の学びがあるよう突き詰めることを心がけています」(住谷さん)

入社5年目に実感する変化は、新たな仕事へのやりがいとともに自信へとつながっていくだろう。

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