若手社員登場

2026.01.15

三菱電機

チャレンジ精神旺盛な若手社員が考えていることを紹介します。

前例がない仕事にチャレンジするときに必要なものは?

2021年に入社した、防衛・宇宙システム事業本部 防衛システム事業部 海上防衛システム営業部の清水 菜緒さんと、鎌倉製作所 宇宙インフラシステム部の渡辺 健太郎さんに話を聞きました。

三菱電機株式会社

1921年設立。「たゆまぬ技術革新と限りない創造力により、活力とゆとりある社会の実現に貢献する」という企業理念を掲げ、重電システム、産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイス、家庭電器などの製造・販売を事業目的とする。また、グループ内外の知見の融合と共創により、進化した統合ソリューションを提供する「循環型デジタル・エンジニアリング企業」へ変革し、多様化する社会課題の解決に貢献していく。

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清水 菜緒  NAO SHIMIZU

2021年入社。防衛・宇宙システム事業本部 防衛システム事業部 海上防衛システム営業部「人の生活を支える仕事がしたいと思い入社しました。防衛産業や技術に関する知識はまだまだ十分とはいえないため、日々勉強中。何でも答えてくれる先輩方に助けられています」

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渡辺 健太郎  KENTARO WATANABE

2021年入社。鎌倉製作所 宇宙インフラシステム部
「子どもの頃から宇宙や乗り物、工作が好き。弱みは完璧主義でこだわりが強いこと。ハマって集中してしまうと時間を忘れてしまい、気がついたら一日たっていることがあります」

日本の防衛を支えるべく、新規プロジェクトに挑戦

海上自衛隊の護衛艦搭載器材の営業担当を務める清水 菜緒さん。通常の業務に加え、顧客とのスムーズな意見交換を行うための共創環境を構築する新規プロジェクトの立ち上げメンバーとして、業務に励んでいる。

「不動産探しから内見、契約、内装デザイン、LAN配線工事の手配まで、これまでの枠を超えた業務を担当しています。防衛システム事業部として初めての試みとなるため、ゼロからつくり上げる難しさはありますが、普段は関わることのない方々と仕事ができることに大きな面白さを感じています」(清水さん)

こうした「前例のない新しい仕事」にチャレンジできていることが、モチベーションの源泉になっているという。

「この新規プロジェクトは、ステークホルダーがとても多いんです。これまで、多くの関係者をとりまとめる経験がなく戸惑っていた私に対して、先輩は『遠慮せずにやっていいよ』と背中を押してくれました。その言葉に力をもらって、日々業務に励んでいます。社内には高いモチベーションを持ち、楽しんで新しいことにチャレンジする先輩達が多く、常に刺激をもらっています」(清水さん)

今年度はアメリカに3回、オーストラリアに1回と海外出張の機会にも恵まれた。現地の防衛装備品メーカーのビジネス展開や働き方を肌で感じることで、視野を大きく広げることができたという。そんな清水さんが仕事をするうえで自分の強みだと感じているのが、コミュニケーション力。心がけているのは「飾らずに話すこと」。

「分からないことは素直に伝え、相手への敬意や感謝を忘れないようにしています。お客さまとも社内のチームとも気持ちのいい信頼関係を築きたいと考えています」(清水さん)

火星衛星探査機の「頭脳」を製作、世界初のミッションに挑む

渡辺 健太郎さんは、大学、大学院と宇宙の研究を続け、入社後もずっと「火星衛星探査計画(MMX)」の探査機開発に携わってきた。探査機の「頭脳」ともいえる機能「航法誘導制御(GNC)系」を担当し、世界初となる火星衛星のサンプル採取ミッションに挑む。

「制御システムの設計から、検証、そして打ち上げ後の運用までを一貫して経験できるのがこの仕事の面白さです。すべてを自社で作るのではなく、センサやアクチュエータと呼ばれる装置については海外ベンダーを含む社外からの調達も行っており、技術力と調整力の両方が求められる仕事です」(渡辺さん)

10名程度の少数精鋭チーム。プロジェクトの立ち上げから運用までを含めると、10年以上の長い年月をかけてひとつの探査機に向き合う。

「自分の設計によって探査機の動きが変わるため、責任は重大ですが、その分やり甲斐があります。非常に複雑なシステムなので、検証でうまく動かないこともありますが、試行錯誤の末に原因を突き止め、解決できたときは安堵感と喜びでいっぱいになります」(渡辺さん)

仕事をするうえで大切にしているのは「独創性」と「コミュニケーション」。

「社内には、長年宇宙開発に携わってきた大ベテランの先輩方がいますが、そのなかでも積極的に『ここはこうしたほうがよいのではないか』と自分の考えを提案しています。先輩方は私のアイデアを尊重しつつ、さらによくするためのアドバイスをくれます。そのような方々とともに開発に励める環境はこの会社の魅力ですね」(渡辺さん)

開発にあたって必要なものは、疑問を放置せず最後まで突き詰める「根気強さ」。多くの関係者と信頼関係を築きながら、前例のない課題に対して粘り強く模索し突き詰めていく。

オフの日はフットサルで「人脈づくり」、見知らぬ大地を「探査」

普段一緒に仕事をしているメンバーでフットサルをした際の一枚。「試合にはなかなか勝てなくても、体を動かしたあとに飲むビールはとてもおいしいです」(清水さん)。

小学校から大学までサッカーを続けてきた清水さん。今は、休日になると会社の仲間や先輩達とフットサルを楽しむ。

「社内にはサッカーやフットサルの経験者が多く、他事業部の大会に参加して人脈が広がることもあります。『会社の人と休日も一緒にいるの?』と驚かれることもありますが、スポーツを通じて築いた信頼関係は仕事の円滑さにもつながり、私にとって心身ともにリフレッシュできる欠かせない時間です」(清水さん)

オフの日に天気がいいとツーリングやキャンプに出かけるという渡辺さん。気ままにオートバイを走らせることが息抜きになるのだそう。ときには先輩や後輩とテントを積んでツーリングすることも。

一方、渡辺さんの休日は、バックパックひとつで海外に一人旅へ。これまでインド、チュニジア、ウズベキスタンなど、さまざまな国を旅してきた。

「観光地を巡るというよりは、英語も通じないような小さな街を歩いたり、鉄道で何千kmも移動したりする旅が好きです。宇宙探査に似ているなと思います。」(渡辺さん)

スケールの大きな仕事への思いと期待

防衛という分野は、社内外、そして海外メーカーも含めた専門知識が集結する「チーム戦」だと語る清水さん。

「ふだんは見えにくい部分ですが、社会を支える不可欠なインフラであり、その責任の重さを年々強く感じるようになりました。ゆくゆくは、お客さまから『困ったらまずこの人に相談しよう』と思っていただけるような、課題解決に向けてみんなを引っ張っていけるリーダーになりたいです」(清水さん)

渡辺さんは、いよいよ来年、手掛けてきた探査機が打ち上げとなる。

「火星圏へ向かい、サンプルを採取し、地球に帰還するまでの5年間が本番。地上とは違って宇宙へ行ってしまえば二度と修理ができません。自分達が作り上げた探査機が旅立つ姿を見るのは楽しみではありますが、それ以上に怖さや緊張が勝っていますね」(渡辺さん)

それぞれの期待を胸に、2人は未知なる世界を自分の力で切り拓いていく。


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