「十勝」とは、北海道の東部、帯広市を中心とした1市16町2村で構成された地域のこと。日本有数の食料生産基地を誇り、酪農、畜産のほか、じゃがいも、小麦、豆類、野菜などの畑作農業が盛ん。そのためご当地グルメもいっぱい。帯広市が発祥といわれる「豚丼」、特産品である小麦や小豆、乳製品を使ったスイーツの名店もある。
冬は最低気温がマイナス30度にもなるところもあるが、北海道の中央南部を走る日高山脈によって雪雲が遮られ、十勝の平野部では雪は少なく年間を通じて晴れの日が多い。 寒暖差が激しく、夏と冬の気温差は50度以上、1日の気温差も20度以上になることもあり、季節の変化が美しく、四季折々の景色を楽しむことができる。

三菱自動車 十勝研究所は帯広市のお隣、音更町（おとふけちょう）にある。アイヌ語の「オトプケ（毛髪が生ずる）」に由来し、音更川や然別川などの支流がたくさん流れているところからこの名がついたといわれている。音更町にある十勝川温泉は、植物性の有機物を多く含む「モール温泉」として知られ、2004年に北海道遺産に選定された。 十勝研究所も自然が豊か。研究所内でタラノメ、ギョウジャニンニク、ウドなどの山菜が採れるという。また、自然を満喫する趣味を持つメンバーも多い。
「登山が趣味。パワースポットとして知られている日高山脈を見ると燃えてきます」（松川 公章さん）
「趣味は釣り。このあたりの川では鮭がたくさん釣れます」（塩田 大介さん）
「晴れの日が多く過ごしやすいので、自転車が趣味。信号がなく気持ちがいい。10キロ以上軽く走れます」（増井 朋行さん）
そんな魅力たっぷりの十勝から、十勝研究所のメンバー（全員北海道出身）がおすすめのグルメを紹介する。

帯広市に1号店がオープンしたのが1968年という老舗で、地元の「ソウルフード」とも呼ばれている。ルーの持ち帰りは410円〜という安さ。鍋を持って行き入れてもらうこともできる。「ベーシックルー、野菜ルー、インデアンルーの3種類がありますが、インデアンルーをまず食べていただきたい。うまい、安い。最高です！」（松川さん）

北海道帯広市西2条南10丁目1-1

地元住民に愛されている居酒屋。店名の通り海鮮料理はもちろん、毎朝仕入れている地元の野菜料理も自慢。サラダにトッピングされているチーズももちろん十勝産。どの料理も新鮮でかつボリュームがあり食の王国に来たことを実感できる。「自宅のすぐ近くなので、歩いてよく行っています。コロナ前はこのお店で十勝研究所のメンバーみんなで飲み会を開催しました」（松川さん）

北海道河東郡音更町木野大通西7丁目 ハピオ木野

音更帯広ICから約2分。おみやげにぴったりの十勝産の野菜や特産品、お菓子などを販売するほか、北海道産豚ロース肉を使った豚丼の「ぶたはげ」などフードコートも充実。「キッズコーナー奥に十勝研究所の紹介パネルと三菱車両のミニカーを展示いただいています。そこをキラキラしたまなざしでのぞき込んでいるお子様を目にするととてもうれしい」（奥山 光さん）。
道の駅の隣には和菓子の名店・柳月の工場とカフェが一体となった施設「スイートピア・ガーデン」がある。「おすすめは『十勝きなごろもソフト』。一口サイズのお餅がトッピングされたソフトクリームで、中には十勝小豆のおいしさが際立つつぶ餡がたっぷり。ここでしか食べれません」（奥山さん）

道の駅おとふけ　北海道河東郡音更町なつぞら2番地
スイートピア・ガーデン　北海道河東郡音更町なつぞら1番地1

「北海道といえば六花亭」というくらい全国的に有名なお菓子メーカーだが、創業地が帯広ということは意外と知られていない。
帯広本店では各種お菓子を購入できるだけでなく、2階に喫茶室があり、店舗限定のオリジナルスイーツ、ピザやビーフシチューなどの洋食などをいただける。帯広本店オリジナルのクロワッサンはサクサクの焼きたてで提供。バターの香りとコクは十勝ならでは。もちろんスイーツもクリームや小豆など十勝の食材の豊かさをしっかりと感じることができ、店内の美しい内装も含め「本店に来る価値」を味わうことができる。

北海道帯広市西2条南9丁目6

十勝研究所のメンバーおすすめのお土産2品を紹介。「十勝の銘菓として知られる柳月のバウムクーヘン『三方六』（プレーン1本10切／700円）はどこへ持って行っても喜ばれます」（永田 哲也さん）。
「家庭で手軽に豚丼ができるタレは、さまざまなメーカーから販売されておりどれもおいしいのですが、私のおすすめはソラチ『十勝 豚丼のたれ』（275g／356円）。昔ながらの味でお手頃価格なのでよく使っています」（塩田さん）
ソラチ『十勝　豚丼のたれ』は帯広空港でも購入可能です！
ぜひお土産にどうぞ！