三菱鉱石輸送の本社オフィスがある新国際ビルヂングの住所は丸の内である。しかし最寄り駅が有楽町駅であるように、どちらかといえば、有楽町のエリア寄りに属しているといった方がいいかもしれない。最近は「大丸有」と呼ばれて大手町、丸の内、有楽町は一体として扱われ、皇居に隣接した日本を代表するビジネス街であると同時におしゃれスポットにもなっている。
大手町周辺は大企業を中心とした大規模なビジネス街があり、丸の内周辺は三菱地所が多くのオフィスビルを所有し、三菱グループの各企業が集まる「三菱村」と呼ばれる。有楽町周辺ではオフィスビルや大型商業施設だけでなく、劇場や映画館などがあり、銀座の繁華街とも隣接している。
さらに有楽町はJRの高架沿いにたくさんの飲食店があり、大手町や丸の内と比べて、比較的リーズナブルで、和洋中何でもそろっている。昼は劇場や映画を楽しみ、夜になればビジネスパーソン達の憩いの場となる。まだ若い頃、有楽町で飲むといっぱしの社会人になったように思われ、やっと大人になったと実感したものだ。
そんな大丸有で働きたいと思う人は多い。多くの人にとってあこがれの街であるからだろう。日常的にその周辺で働いている人はあまり感じないだろうが、大手町や丸の内をときどき訪れると、歩く速度が速い人が多く、周囲のお店はどれもきれいであるように感じる。オフィスビルは大き過ぎて近寄り難く、すれ違う人々がいずれもエリートに見えてくるから不思議なものだ。
最近は、丸の内や有楽町界隈でいくつかのビルの工事が進んでおり、新国際ビルヂングに隣接する国際ビルヂングも建て替えが進もうとしている。丸ビルに続き、新丸ビルが建て替えられたときにも丸の内が変わっていくように感じられたが、今回の建て替えもまた時代の変化を感じさせる。さて、三菱鉱石輸送の皆さんは大丸有と呼ばれる街でどんな店をおすすめしてくれるのか。今からそのあこがれの街の一端を紹介していこう。
●和田倉噴水公園
緑豊かでゆったりとした時間が流れている。丸の内のビル群を眺めながら都会の空を楽しむのもいい。
1961年に上皇陛下の御結婚を記念して創建された大噴水を、1993年6月の今上天皇の御結婚を機に再整備し、1995年6月に完成した国民公園。「丸の内なのに空が広く見えます。夕暮れどきに訪れると、ゆっくり日が落ちる様子を眺めることができて癒されます。夜はライトアップされ、仲通りとは違って空が広いので、開放的で気持ちがいいです」(小故島さん)。奥にはスターバックスもあり、噴水を観ながらゆっくりと休憩するにはもってこいだ。
千代田区皇居外苑3-1
●酒造レストラン宝
ランチで人気の国産鶏モモ肉のいぶりがっこチキン南蛮膳(1,300円)。
東京国際フォーラムの地下にある居酒屋で、地酒銘柄9蔵元と提携し、季節限定の地酒や本格焼酎など多くの銘柄を用意している。昼は魚と肉のどちらを選んでもボリューム満点のランチが味わえる。「チキン南蛮がいちばんおすすめです。今は国際ビルヂングが工事中で使えず、有楽町駅前か東京駅の高架下でランチをとっていますが、ここはそれほど混んでいなくて使いやすいですね」(荒木さん)。「国産鶏モモ肉のいぶりがっこチキン南蛮膳」(1,300円)。ボリュームたっぷりでごはんおかわり無料。営業時間は平日昼11:30~14:30、夜17:00~22:00、土曜は昼11:30~15:00、夜は同じ。日曜定休。
千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム B1F
●築地もったいないプロジェクト 魚治
刺身5点盛り(1,380円、写真は2人前)など、おいしい旬の鮮魚を使った料理が食べられる。
もったいないといいつつも、お店の入り口では大量の魚介類がお出迎え。「私自身、瀬戸内の島育ちなので魚にはちょっとこだわりがあります。東京だと地元のように新鮮な魚に出合う機会は少ないですね。この店は規格外で市場に卸せないような魚を使って調理をしているのですが、これがおいしいんです。ランチなら数量限定ですが海鮮丼、夜なら刺身の盛り合わせがいいと思います」(中田さん)。刺身5点盛り(1,380円、写真は2人前)、昆布〆鯖タタキ(1,480円)。味はもちろんのこと、安くておいしいお店。周囲で再開発が進むなか、昭和の雰囲気が残る新東京ビルで飲む一杯は最高。ほかに「新さんまときのこの土鍋丼」「サザエのつぼ焼き」なども絶品だ。営業時間は平日昼11:00~14:30、夜17:30~23:30、土日は夜17:00~22:00、祝日定休
千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル B1F
●Papas CAFÉ
非日常を感じさせる重厚感のある店構えが素敵。
ベイクドチーズ(825円)、ブルーベリーのレアチーズケーキ(880円)、ブレンドコーヒー(770円)。
国際フォーラム前にあるアパレル企業経営のカフェ。アパレルスペースの奥にカフェがある。入り口はまるで外国のお店に来たような素敵なデザインで、落ち着いた雰囲気でくつろげる。「天井がアーチになっているなど、内装がとてもかわいくて、座席もレトロな感じで観光列車に乗っているような雰囲気が好きです。先日行ったときには、ローストビーフ丼を食べました」(小林さん)。ベイクドチーズ(825円)、ブルーベリーのレアチーズケーキ(880円)、ブレンドコーヒー(770円)。営業時間は11:00~19:00、金曜のみ11:00~20:00。不定休。
千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル 1F
●MAISON CACAO丸の内店「生チョコクッキー」、翠江堂の「苺大福」
MAISON CACAOの「生チョコクッキー」12枚入(2,808円)と翠江堂の「苺大福」(1個280円)。
お土産としてMAISON CACAO丸の内店「生チョコクッキー」は「口どけがほろっとしていて、味もいい」(荒木さん)、生チョコクッキー12枚入(2,808円)。大丸有エリア限定の商品もある。翠江堂の「苺大福」(280円)は、丸ビルと新丸ビルの間にある行幸ギャラリー地下1階にある。「東京でいちばんおいしい苺大福といわれるほど人気ですが、電話で1個からお取り置きしてもらえるのが有難いです」(小故島さん)。
MAISON CACAO丸の内店
千代田区丸の内3丁目3−1 新東京ビル 1F
翠江堂 丸の内店
千代田区丸の内2-4-1 行幸ギャラリー横 B1F
荒木 勇真
YUMA ARAKI
安全・環境・品質保証グループ運航管理チーム
兼船員戦略グループ船員管理チーム
小林 真白
MASHIRO KOBAYASHI
営業グループ営業チーム
小故島 汐里
SHIORI OKOJIMA
安全・環境・品質保証グループ技術支援チーム
中田 紘凌
KORYO NAKATA
船舶管理グループ・Project Fleetチーム