出張で沖縄に行くというと、多くの人から「うらやましい」と返される。実際、那覇空港に到着してゲートを出ると、仕事で来ていても気分は高まる。開放的な雰囲気に包まれた空港は、白で統一され、南国らしく賑やかだ。東京での仕事に染まった日常から逃れ、沖縄に着いた途端、なんとなく続いていた緊張感が一瞬にして吹き飛んでしまう。
当然、周囲には観光客が多いが、出張族らしい人もちらほら見える。レンタカーを借りて、しばらく走っていると海が見えてくる。
著名な国際通りを歩けば、修学旅行に来た学生達がたくさんいて、記念写真を撮っている。周囲には第一牧志公設市場など市場アーケード街がいくつかあり、ウミブドウやサーターアンダギーなど、沖縄名物や雑貨を売るお土産店が並ぶ。奥へ進んでいくとろうそく店や古書店もあり、バリエーションは豊富。鮮魚市場には地元で愛されるフグの仲間のハリセンボンや沖縄や奄美大島近海に生息するゴシキエビという体長40〜50cmを超える伊勢エビのような高級食材もある。見たことのない魚ばかりが並んでいて、飽きることがない。
夜になれば、ネオンが輝き始め、いたるところで泡盛をたしなんでいる人達を見かける。ビジネスパーソンが行くなら、観光客が多い店ではなく、やはり地元の名店や雑居ビルのなかにある行きつけの店がいい。ディープな沖縄の一端を知りたければ、裏路地の店を散策するのも楽しい。
とにかく沖縄は行ってみなければ分からない。ひと通り体験すれば、開放感があって、自然と元気になれる。三菱オートリース沖縄支店の皆さんは、どんなスポットをおすすめしてくれるのだろう。
●首里城
再建工事中の首里城の正殿。
2000年の記念紙幣である2,000円札の絵柄にもなった「守礼門(しゅれいもん)」。
(右)公園内の休憩所。「首里城茶屋」では、伝統的な琉球菓子とさんぴん茶を味わえる「呈茶セット」(800円)を楽しむことができる。
「見せる復興」をテーマに、首里城正殿の復元工事の過程を段階的に見学できる。
小高い丘の上に立地する首里城からは、海や那覇の町が見下ろせる。
定番中の定番だが、一度は足を運んでみたい。現在は再建工事中だが、完成した首里城は2026年10月にお披露目される予定だ。「今は修復している過程を見ることができます。外観もほぼ整い、あとはお披露目を待つばかり。地元の方は、卒業した高校が隣なのに行ったことのない人もいますね(笑)」(三浦さん)。実際、「沖縄出身ですが、行ったことがありません(笑)。ちなみに海でも泳ぎませんね。海を見ながらバーベキューをして、お酒を飲むのがいちばんです」と当真さん。一方で、東京出身の細さんは「完成したら、首里城に行こうと思っています」と語る。観覧料は大人400円。開館時間は、無料区域は8:00〜19:30(7~9月は20:30まで、12~3月は18:30まで)、有料区域は8:30〜19:00(7~9月は20:00まで、12~3月は18:00まで。最終入場は閉園30分前)。基本的に年中無休(メンテナンスのため臨時休業もあり)。
●瀬長島ウミカジテラス
白い階段が印象的な「瀬長島ウミカジテラス」。
周囲を海に囲まれており、目の前には美しい天然のビーチが広がっている。
那覇空港を離発着する飛行機が驚くほど間近に見られる。
那覇空港から車で15分。路線バス「ウミカジライナー」も便利。地元では新しい観光・ショッピングスポットのひとつ。沖縄ならではのグルメ・スイーツほか、セレクトショップ、氷点下の世界が体験できるアイスバーも楽しめる。「できる前には何もない場所だったのですが、今は観光スポットになっています」(細さん)。「地元でも有名ですが、行っているのは観光客が多いですね。航空機の離発着も見られて景色はいいですね」(三浦さん)。営業時間は、飲食店は11:00~21:00(L.O. 20:30)、物販/体験/サービスは10:00~20:00。年中無休。※店舗により異なる。
●燕郷房(ヤンキョウファン)
麻婆豆腐定食(1,078円)。
洗練された外観から期待が高まる。
(右)ダブルのせごはん(1,298円)は、焼き豚と蒸し鶏のネギ生姜ダレがのった、大人気のどんぶり。
沖縄出張では沖縄料理を楽しむのが常道だろうが、ときには中華もいかが? 「沖縄で、あえての中華料理ですが、とくに麻婆豆腐がおすすめです。ランチどきは開店の11時半を過ぎると並びますので、ご注意ください」(細さん)。念のため、11時半前に店の前へ着くと、すでに先客が。これは油断できないぞと並んでいると、開店直後にはひと通り席が埋まっていた。店内の雰囲気はよく、地元のビジネスパーソンに大人気の店。ランチタイムで人気なのは本場四川の麻婆豆腐定食(1,078円)、四川担々麺(1,045円)、レタス炒飯(990円)、日替わりランチもおすすめ。営業時間は平日11:30~14:30(L.O. 14:00)、17:30~23:00(L.O. 22:30)、土曜・祝日17:00~23:00(L.O. 22:30)、日曜12:00~22:00(L.O. 21:30)、火曜定休。
●野菜巻串屋 ぐるり本店
野菜巻き区市の12本盛り(3608円)。
(右)お店のコンセプトである「巻かない豚は、ただの豚」の文字が書かれたユニークなお皿も楽しい。
落ち着いた内装の店内。
契約農家直送の採れたて新鮮野菜と沖縄県産の豚肉をぜいたくに使用した串巻。一本一本丁寧に巻き上げ、野菜とお肉が持つうま味と新鮮さを生かし、バランスを考えながら炭火で焼き上げている。いちばん人気は新鮮なレタスをジューシーな豚肉で巻いたレタス巻(396円)、ほかにも万能ねぎ巻(352円)、アスパラ巻(363円)など。12本盛り(3608円)。「ここは大好きで、よく串の盛り合わせを注文します。結構、お腹いっぱいになりますし、野菜が食べられるのでいいですね」(三浦さん)。営業時間は18:00~1:00。年中無休。
●富士家 泊本店
富士家ぜんざい(520円)。氷を最後までシャリシャリのまま食べられるよう、氷は真空断熱構造のタンブラー容器に入っている。
おしゃれな店内でリゾート気分が高まる。
(右)カフェで使用しているオリジナルのマグカップも買える。
首里城住宅街にたたずむカラフルな建物。
創業34年目の地元の人気店。沖縄ではかき氷のことを「ぜんざい」という。こちらのぜんざい氷は唯一無二。煮汁から手作りで製氷している。氷は保冷性のあるタンブラー容器に入っている。氷を豆と餅が入っている容器に3~4回に分けて入れ、食べる。かき揚げは口直し。「沖縄に来たとき、取り引き先の方から『ぜんざいを食べに行こう』と言われ、店に行ったら、かき氷だったので驚きました」(細さん)。富士家ぜんざい(520円)、店内では雑貨も販売。予約不可。駐車場あり。営業時間は10:00~19:00(L.O. 料理18:30)。無休。
●紅いもタルト、黒糖、泡盛
沖縄きらりの紅いも生タルト、茜いも生タルト各1個(302円)。
請福酒造の請福ビンテージ 3年古酒(30度2,370円)。
地元の名品、沖縄きらりの紅いも生タルト、茜いも生タルト各1個(302円)、6個(1,814円)。国際通りなど沖縄のお土産施設である「御菓子御殿」に行けば入手できる。沖縄県産の黒糖は国際通りのアンテナショップ、黒糖屋などで入手可能。沖縄県黒砂糖協同組合 八島黒糖(8袋入り、1,080円)。沖縄のさとうきびの栄養を凝縮した黒糖は8つの島でつくられている。「黒糖は波照間島や西表島など離島がさとうきびの産地であるため、島ごとに味が違って、おいしいです」(三浦さん)。泡盛なら請福酒造の請福ビンテージ 3年古酒(30度2,370円)。「石垣島の請福が好きですね。とくに請福ビンテージがいいです」(細さん)。「泡盛は古酒が好きで、飲み口がまろやかになります。菊の露VIPゴールドもおすすめです」(松枝さん)。
三浦 直樹
NAOKI MIURA
沖縄支店長
松枝 毅
TSUYOSHI MATSUEDA
沖縄支店
当真 基史
MOTOSHI TOHMA
沖縄支店
細 幸太郎
KOUTAROU HOSO
沖縄支店