各社のトピックス

2024.01.11

三菱オートリース

MITSUBISHI AUTO LEASING CORPORATION

三菱オートリースが社用EV導入の悩みを解決! 
EVコンサルテーションプログラム『EV 4 CHANGE』がすごい

「EVの導入を検討しているが、どの車種を選べばいいかわからない」「充電のことなどEVの活用に不安がある」⋯⋯そういった悩みを抱えている企業の車両管理担当者は多いのではないだろうか。

三菱オートリースは、社用車にEVを導入する際の総合的なEVコンサルテーションプログラム『EV 4 CHANGE』を提供している。このプログラムは、①GHG(温室効果ガス)の測定・算出 ②車両使用状況の分析・EV入替ロードマップ作成 ③環境車の選定・導入 ④環境車の運用・活用 の4つのステップで、導入準備から運用、整備までをサポートし、企業のカーボンニュートラルにおける目標達成に貢献する。

海外メーカーも含むさまざまなEVを一度に体験できる試乗会も実施

『EV 4 CHANGE』のステップ1は「測定・算出」。車両に限らず工場・事務所の電気の使用なども含め、会社全体のGHG排出量を測定・算出し、見える化を提案する。

ステップ2は「分析・計画」。社用車の現状分析を行い、EVの導入計画を検討する。『EV 4 CHANGE』の企画にあたった環境モビリティ推進部 環境モビリティ推進課の藤村 彰さんは次のように解説する。 「車両構成や走行距離、使用エリアなどの総合的な分析レポートをご提供し、さまざまな角度から分析します。ポイントは分析レポートが無料であり車検証情報から分析するので、お客様が取り組みやすいことです。100台、200台と多数の車両を所有しているお客様の場合、何台かはほとんど使われていないということが、分析によってわかることもあります。オートリース会社だからといって『車をどんどん増やしましょう』『全部EV化しましょう』とおすすめするのではなく、余剰車両があれば保有台数を減らす、稼働量を見直すこともご提案します。そのうえで、EVを導入したらどうなるかシミュレーションさせていただいています」(藤村さん)

ステップ3は「選定・導入」。最適な環境車の選定や、充電器設置の工事費用をシミュレーション、補助金の申請もサポートする。

「EVに乗ったことがないという方も多いので、まずはEVに触れてもらうために、デモカーの1週間無料貸し出しや、さまざまなメーカーのEVを一度に体験できる試乗会を開催し、ビジネスシーンで実用的なEVはどの車種なのかをアドバイスしています」(藤村さん)

ステップ4は「運用・活用」。EVを安心・安全に使ってもらうために、全国規模のメンテナンスネットワークの提供や、充電カードの紹介、エネルギーマネジメントによるピークシフト・ピークカット、EVシェアリングやBCP対策なども提案する。

パフォーマンスだけではない、本当に業務に活用できるEV導入をサポート

実は十数年前にも、三菱オートリースではEVリースを積極的に展開していたことがあった。ところが、契約の継続につながらず、多くが返ってきてしまったという。当時はEVに関する活用体制がまだ充分でなく、ドライバーが「なんとなくEVは不安だ」「今日は遠出するからガソリン車にしよう」とEV利用を避けてしまうということもあった。その結果、あまり活用促進されなかったことが一因だった。『EV 4 CHANGE』の企画にあたっては、このような過去の経験も踏まえた。環境モビリティ推進部 環境モビリティ推進課の青木 達也さんは次のように語る。

「かつては企業のPR目的でEVを導入するお客様が多かったのですが、今はEVを実際の業務の中で活用していくことがお客様の課題となってきています。『EV 4 CHANGE』は『EVを安心してきちんと使える形で活用してもらう』ことを意識したEVコンサルテーションプログラムです。この十数年の間に当社にもノウハウが蓄積されたので、それを集約、整理して、なおかつ今のお客様にとって必要なサービスをSTEPに応じて組み合わせたところがポイントとなっています」(青木さん)

「基本的にお客様には1社当たり一人の営業担当者がついてサポートしていますが、安心感を持って最適な状況でEVを使用していただくため、『EV 4 CHANGE』はあらかじめ決まったサービスを打ち出すのではなく、お客様の課題に合わせて当社内の専門部署の担当者やパートナー企業と連携するなどして新たなサービスを加え、お客様に最適なソリューションにカスタマイズしてご提案していくものとなっています。新しいサービスを吸収してこれからも進化していきます」(藤村さん)

ある自治体では、今後、順次EVを導入すると共に、車両予約管理やタクシー配車管理をデジタル化することで、災害時の対応や地域の低・脱炭素化、デジタル化による業務効率化を実現していく。

ある食品デリバリー会社は、三菱オートリースが開催する「EVバイクフォーラム」に参加し、さまざまなEVバイクを試乗することで、実際の配達シーンでの実用性を体感できたことが後押しとなり、EVバイクの導入を決定。三菱オートリースは『EV 4 CHANGE』によって車両選びからメンテナンス、充電器なども合わせてサポートした。

その場だけでなく、その先も長く信頼できるパートナーに

自動車業界は「100年に一度の変革期」と言われている。Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared(カーシェアリング)、Electric(電気自動車)の頭文字を取った「CASE」。さまざまな交通手段をシームレスにつなぐ「MaaS(Mobility as a Service)」。こうした移動の新しい領域、概念が生まれている。

「今、時代の変化に対応していくことが求められています。まずは脱炭素に向け、目標を置かれているお客様が多いと思いますが、当社はお客様の目標に寄り添って進めていくことを大きなミッションとしています。しかし、当社だけでは解決できない課題も多い。その課題を解決するためには、パートナー企業や三菱グループ各社と連携、協業しながら進めていきたいですね」(青木さん)

「オートリース会社はその場のリース価格を見て高いかどうかと考えられがちですが、当社はその場だけでなく、その先も長くお客様の信頼できるパートナーになることをめざし、『EV 4 CHANGE』というコンサルテーションプログラムを無料で行っております。このサービスには『お客様に社用車に関するお悩みはお気軽にご相談していただきたい』という思いが込められています。三菱グループ各社もお悩みの会社は少なくないと思いますので、一緒に考えていけたらと思っています」(藤村さん)

三菱オートリースの経営理念は「“人とモノの移動” に新たな価値を乗せていく」。『EV 4 CHANGE』を含め、この理念に基づいたサービスを今後も引き続き提供していく。

INTERVIEWEE

インタビュアー写真

青木 達也   TATSUYA AOKI

環境モビリティ推進部 環境モビリティ推進課 課長

インタビュアー写真

藤村 彰   AKIRA FUJIMURA

環境モビリティ推進部 環境モビリティ推進課 エキスパート

三菱オートリース株式会社

東京都港区芝5-34-7 田町センタービル
1972年設立。自動車に関わる車両調達・税・保険・運行/安全管理・メンテ保守などの管理業務を広く受け持つ。また、時代の変化やお客様のニーズの変化に合わせて、モビリティサービスを通じた最適なソリューション・付加価値を提供。お客様に自動車に関する手間をアウトソースしていただき、最適な車両管理サービスを提供することで、人とモノの移動を支え、自動車産業の一部を担う。

過去の記事

TOP