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2025.11.13

三菱自動車工業

MITSUBISHI MOTORS CORPORATION

三菱自動車が大人気モデルの新型『デリカミニ』『eKスペース』を発売

軽スーパーハイトワゴンの『デリカミニ』と『eKスペース』を三菱自動車がモデルチェンジ。いずれもこれまで大きな人気を博してきたモデルだが、今回の大幅改良の中身とは?

三菱自動車工業(以下、三菱自動車)は、軽スーパーハイトワゴンの『デリカミニ』『eKスペース』をフルモデルチェンジ、全国の系列販売会社で10月末から販売を開始している。
2023年5月に発売した『デリカミニ』は三菱自動車ブランドを象徴するモデルとして人気を博し、これまで3,000台/月を超える販売台数で国内販売を牽引してきた。2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤーでは「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞、ブランド・オブ・ザ・イヤー2023においても「消費者を動かしたCM展開 特別賞」を受賞したほか、テレビCMの公式キャラクターである「デリ丸。」も好評を得ている。

今回フルモデルチェンジした『デリカミニ』はドライバーを冒険に誘う「進化したアクティブで頼れる相棒」、『eKスペース』は日常を安全・安心かつ快適に過ごせる「私の日常に安らぎが寄り添うクルマ」というコンセプトをそれぞれ踏襲し、エクステリア、インテリア、走行性能、安全性能、運転のしやすさ、使い勝手など全方位で進化させている。

新型『デリカミニ』では、三菱自動車としては初となるGoogle 搭載インフォテイメントシステムや3Dマルチアラウンドモニターのほか、デジタルルームミラー、前後ドライブレコーダー、ETC2.0も標準装備とした「DELIMARU Package」グレードを設定している。同社商品戦略本部チーフ・プロダクト・スペシャリストの藤井 康輔氏はこう語る。

「前モデルで好評だったタフで愛着感のあるスタイリング、広々とした室内空間、力強い走りを踏襲しながら、エクステリアやインテリア、走行性能、安全性能などをさらに進化させたモデルとなっています。とくに内装は大幅に進化させ、走行性能では、路面状況に応じて最適な走りを選べるドライブモードを軽自動車で初めて採用したほか、Google搭載のインフォテイメント機能などを多数搭載しています。前モデルでの好評な部分を維持しつつ、さらに進化させたのが今回のモデルチェンジのポイントとなっています。」

人気の『デリカミニ』はデザインの充実と
5つのドライブモードで走行性を高める

新型『デリカミニ』

新型『デリカミニ』は、広々とした室内空間と力強い走りを融合させたミニバン『デリカ』の名を冠した軽スーパーハイトワゴン。今回のモデルチェンジの大きな特徴は、まず『デリカミニ』のアウトドアイメージをさらに高めたスタイリングであること。フロントフェイスでは、半円形LEDポジションランプを大型化して、凛々しく一層親しみやすい表情とし、力強さと安心感を表現するダイナミックシールドも継承。アッパーグリルにはレーダーを内蔵してセンサー機能を向上させた新デザインとしている。

「デザインについては現行モデルからの進化の方向性に苦労し、最後の最後までいろいろなパターンを試して、社内で議論を重ねました」(藤井氏)。ボディカラーは2トーン6色、モノトーン9色の計15色展開。今回新たにキャンプギアと調和する「サンドベージュパール」と、アウトドアになじむ「デニムブルーパール」の2色を追加した。

新型『デリカミニ』の新色のサンドベージュパールと前モデルから好評のアッシュグリーンメタリック。

新型『デリカミニ』のインテリア。

2つめの特徴は、クラストップレベルの室内空間と機能的で高品質なインテリアであること。インテリアは、「タフさや車でのお出かけが楽しくなるギア感を随所に表現した機能的で高品質なデザインで、収納も使いやすさを追求しています」(藤井氏)。上級グレードではグランピングコテージの家具をイメージさせる上質なベージュ、標準グレードではベーシックなブラックを内装基調色とした。フロントシートを後ろに倒したときとリヤシートを前に倒したときの段差を約30%減らし、従来よりもフラット化を実現。インパネ中央から運転席にかけては、12.3インチのGoogle 搭載インフォテイメントシステムと7インチの液晶メーターを一体化した「モノリスディスプレイ」を採用、視認性と操作性を高めた。

3つめの特徴は、どんな天候でも安全・安心で快適な走行性能を有していること。エンジン部品のフリクション低減や、CVT変速プログラムの改良により、エンジンの動力性能と環境性能を両立。『アウトランダーPHEV』などに採用されているモードごとにエンジンレスポンスやASC(アクティブスタビリティコントロール)などの制御を専用にチューニングしたドライブモードを軽自動車として初めて搭載、雪道やぬかるんだ道など路面状況を見ながらドライバーが5つのドライブモードを選択・設定できる。

路面状況をみながら、POWER、ECO、NORMAL、GRAVEL、SNOWの5つのドライブモードを選択・設定できる。

「アクティブな活動のときでも、安心・安全に走行できるようになっています。快適な走行性能は全車種を含め、三菱自動車らしさを表現するうえで最も重視しているところです」(藤井氏)
また、Google 搭載により、Googleアシスタントを使った音声操作、最新の地図情報やリアルタイムの交通情報を取得するGoogle マップ、Google Playも使える。
「『デリカミニ』は軽自動車であり、日常使いが基本ですが、『デリカミニ』の魅力は、プラスアルファがあることです。たとえば、キャンプなどさまざまな場面でも使いやすい。それが世代に関係なく、ファミリー層や女性にも好評を博している理由となっています」(藤井氏)

『eKスペース』もデザインと
多彩な機能を両立させたモデルチェンジ

新型『eKスペース』。

一方、 新型『eKスペース』も街なかでの走りやすさと幅広い世代に親しまれるモダンで親しみやすいデザインを両立。ゆとりある室内空間を確保することで、快適なカーライフを提供している。モダンで高品質なエクステリアデザインを追求し、ボディカラーは新色「デニムブルーパール」など、モノトーン計8色で展開。インテリアとして、7インチカラー液晶メーターと一体型パネルを採用したインパネは、先進感と上質感を醸成している。グレーを基調とした柔らかな印象のデザインは、性別や年代を問わず好まれるような雰囲気となっている。また、3つのドライブモード(POWER、NORMAL、ECO)を搭載し、ドライブモードセレクターでドライバーの運転スタイルに合わせて選択が可能だ。便利な機能装備も充実しており、USBポートと併設したインパネロワートレイや、助手席前インパネトレイ、運転席アッパーボックスを新たに採用するなど、使いやすさにこだわった豊富な収納スペースを確保している。

新型『eKスペース』のインテリア。

さらに、『デリカミニ』とともに軽自動車で唯一「接近時アンロック」「降車時オートロック」を同時採用。助手席電動スライドドアの予約ロック機能と合わせて、荷物を持ったり、お子さんを抱いたりした状態でも、快適でスムーズな乗り降りをサポートしている。

藤井氏は今回の新型『デリカミニ』『eKスペース』のモデルチェンジに込めた思いを次のように語る。
「よりお客さまのニーズに応えたモデルチェンジとなっています。新型モデルによってお客さまの日常生活の利便性をより高め、今より少し行動範囲を広げられるようさまざまな機能を搭載しています。これによって家族や仲間との時間が増え、豊かなカーライフを送ってほしい。ぜひ皆さまの相棒にしていただければと思っています」

超新型デリカミニ CM
https://youtu.be/sBw6DwIR66w?si=8KdlsRZI5MYXPXw1

超新型デリカミニ スペシャルサイト
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_mini/special/

※Google、Google Play、Google マップ は Google LLC の商標です。

INTERVIEWEE

藤井 康輔  KOSUKE FUJII

商品戦略本部
チーフ・プロダクト・スペシャリスト
(Domestic Vehicle)

三菱自動車工業株式会社

東京都港区芝浦3-1-21
1970年4月に三菱重工業から分社し設立された。三菱自動車は現在、SUVづくりのノウハウとラリーで培った四輪制御技術、そして電動化技術に強みをもつ自動車メーカーとして世界から幅広い支持を集めている。また、ルノー、日産自動車とのアライアンスメンバーである。日本とASEAN諸国に生産拠点があり、グローバルで約2万8,000人の従業員を擁している。三菱商事の持分法適用関連会社でもある。

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