各社のトピックス

2026.05.28

三菱オートリース

MITSUBISHI AUTO LEASING CORPORATION

三菱オートリースが『モビリティーサービス会社図鑑』を監修し図書館に寄贈、一冊に込めた想いとは?

三菱オートリース株式会社は、子どもから大人まで楽しく学べる「会社図鑑シリーズ」の一冊、『未来をつくる仕事がここにある モビリティーサービス会社図鑑』(日経BP/いわた慎二郎 絵)を監修した。同社は「より多くの方にモビリティーサービスの意義を知ってもらいたい」という願いを込め、完成した本書を全国の公立図書館3,304館へ寄贈した。

写真は三菱オートリース本社最寄りの港区立三田図書館への寄贈風景
(写真左:港区立三田図書館 館長(取材当時) 門 泰治様。右:三菱オートリース 取締役 常務執行役員 企画・DX本部長(サステナビリティ推進担当) 大野 哲郎)

三菱オートリースにとって、書籍の監修および大規模な寄贈は初の試みである。このプロジェクトを中心となって推進したサステナビリティ推進室の井上 由美子さん、渡辺 仁美さん、大友 勝城さん、田中 竜平さんに、本書に込めた熱い想いとその舞台裏を聞いた。

「オートリース」から「モビリティーサービス」への進化を可視化する

レンタカー、公共交通機関、カーシェア、運送、タクシーなど――。人やモノの移動を支え、暮らしをより便利で安全なものにする「モビリティーサービス」は、自動運転車や空飛ぶ自動車といった次世代技術へとその領域を急速に広げている。その裏側では、メンテナンスや安全運転支援、デジタル技術の活用など、幅広い専門職が連携し合っている。本書は、それらを担う「モビリティーサービス会社」の仕事を詳しく紹介する一冊だ。

三菱オートリースもまた、従来のオートリース事業にとどまらず、「モビリティーサービス」へと事業領域を拡大・進化させている。その現在地と将来性を広く伝えたいという想いから、出版社とともにプロジェクトはスタートした。しかし、目に見えにくいモビリティーサービス業界の役割を親しみやすい形で表現するのは、非常に難しい挑戦であった。

「業界や当社に対する認知がまだ十分ではない方々であっても、ワクワクしながら楽しく読める内容にしたい。監修にあたってはその軸をぶらさないよう、強く意識しました」(田中さん)

「当社の事業はBtoBが中心であるため、一般の消費者の方々には具体的なイメージが湧きにくい側面があります。難しい専門用語を使わずに本質を伝えられるよう、どのような構図やイラストなら直感的に理解してもらえるのか。最後の最後まで修正と検討を重ねました」(大友さん)

20の部署を歩き、社員の「熱」を形にする

4人が最も力を尽くしたのは、社内への徹底した取材だ。約20もの部署に足を運び、現場の声を拾い上げた。どの部署の社員も協力的で、自らの業務について熱心に語ってくれたことが印象に残っているという。

「制作にあたっては、社内の風土醸成や社員エンゲージメントの向上といった点もキーワードとして掲げてきました。その想いが共有されていたからこそ、皆が快く協力してくれたのだと思います」(渡辺さん)

「当社は『ものづくり』ではなく、サービスを提供する会社です。価値の源泉は、そこで働く『人』にあります。そのため多くの社員を紹介する構成にしました。さまざまな部署の社員と直接触れ合えたことは、制作チームにとっても大きな学びとなりました。また、社内だけでなくお客さまにも取材にご協力をいただきました」(井上さん)

自社整備工場を保有する同社ならではの強みも、図鑑のなかに反映されている。実際に工場へ足を運び、設備や作業工程、車椅子のまま乗車できる福祉車両なども精巧に描写した。これまでプレスリリース等で発信してきたEV活用などのカーボンニュートラルへの取り組みも、イラストを用いることで視覚的に分かりやすく伝えられたことは大きな成果だ。

「私たちの取り組みに共感し、ファンになってくださる企業や個人の方が、一人でも増えていくことを願っています」(井上さん)

10年、20年後の未来へつなぐスタートライン

精緻なイラストと最新情報が盛り込まれた本書は、大いに読み応えのある一冊となった。そこには制作チームの想いだけでなく、三菱オートリースで働くすべての社員の誇りと情熱が詰まっている。

2026年、新年最初の営業日。同社は、社員や契約社員、パートナー企業を含む全従業員約1,500名に本書を配布した。事業の全体像を理解することで、自分の仕事の先にどのような価値が生まれているのかを想像し、新たな気づきや業務改善につなげてもらうことが狙いだ。自分達の仕事が「一冊の本」という形になったことで、社内は大いに盛り上がり、「家族と一緒に読んだ」「子どもが興味を持ってくれた」という声が続々と届いている。

「完成はゴールではなくスタートです。今後どのようなページを加え、どのテーマを深掘りしていくのか。社内でそうした議論が始まるきっかけの一冊になればと思います」と田中さんは期待を寄せる。

また、渡辺さんは「ページをめくるなかで、三菱オートリースという会社の温かさや、人を大切にする風土も感じていただけたらうれしいです」と語る。

大友さんは、三菱グループ各社をはじめとするさまざまな企業に向け、次のように呼びかける。

「本書を通じて当社の事業に少しでも興味を持っていただき、『何か一緒にできることはないか』と気軽にお声がけいただき、新たな可能性を広げることができればこれほどうれしいことはありません」(大友さん)

そして、井上さんは本書に未来の希望を託す。

「この本を目にした子ども達が、10年後、20年後に『三菱オートリースで働いてみたい』と思って入社してくれる――そんな未来が生まれたらいいですね」(井上さん)

三菱オートリースは、これからも「モビリティーサービス」企業としてさらなる価値を提供するとともに、教育・啓発活動を通じて社会課題の解決に貢献していく。

【リンク】 『未来をつくる仕事がここにある モビリティーサービス会社図鑑』
https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/25/11/28/02333/

INTERVIEWEES

インタビュアー写真

井上 由美子  YUMIKO INOUE

取材当時:サステナビリティ推進室

インタビュアー写真

渡辺 仁美  HITOMI WATANABE

取材当時:サステナビリティ推進室

インタビュアー写真

大友 勝城  KATSUKI OTOMO

取材当時:サステナビリティ推進室

インタビュアー写真

田中 竜平  RYUHEI TANAKA

取材当時:サステナビリティ推進室

三菱オートリース株式会社

東京都港区芝5-33-11 田町タワー
1972年設立。自動車にかかわる車両調達・税・保険・運行/安全管理・メンテ保守などの管理業務を広く受け持つ。また、時代の変化やお客さまのニーズの変化に合わせて、モビリティーサービスを通じた最適なソリューション・付加価値を提供。お客さまに自動車に関する手間をアウトソースしていただき、最適な車両管理サービスを提供することで、人とモノの移動を支え、自動車産業の一部を担う。

過去の記事

TOP