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地球との共生を考えよう みんなで描く、みらいの世界!
-各地の小学校で「みんなの自然探究」出前授業を実施-
出前授業で自然について深く考えた台東区立忍岡小学校の5年生たち
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2027年3月より横浜市で開催される2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)。「三菱みんなの未来館」を出展する三菱グループは、GREEN×EXPO 2027の舞台で、子どもたちが“地球との共生”を自分ごととして捉え、考え、発表する場を提供する「みんなの自然探究」というプログラムを進めています。
この取り組みのスタートとなる出前授業が6月、各地の参加小学校で実施されました。
「みんなの自然探究」は、GREEN×EXPO 2027の開催地となる横浜市の教育プログラムとの連携をベースに三菱ゆかりの4地域とも連携した子どもたちの探究的な学びに繋がるプログラムです。「地球との共生」をテーマに児童たちがチームを作って自然について考察を深め、メッセージと絵画で発信します。
出前授業が実施されたのは、三菱と歴史的にゆかりの深い高知県安芸市と岩手県雫石町、千葉県富里市、東京都台東区に、開催地の横浜市を加えた計5自治体の小学校8校です。このうち、東京都の台東区立忍岡小学校での授業の様子を取材しました。
アイデア出し合い、主体的に
児童たちの発想を引き出していくプロジェクト運営チームの松本さん
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6月30日午後、忍岡小5年生の2学級(計59人)が体育館に集まり、活発な議論と創造的な活動を展開しました。
まず、三菱国際園芸博覧会総合委員会事務局の竹内功学(のりひさ)事務局長代理が、昨今の異常気象などにも触れながら、「環境保護のため一人一人が行動する大切さを強調した上で、「みんなにとって今日の出前授業が、『未来にわたり地球の環境を守っていかないといけないな』と考えるきっかけになればうれしいです」と語りかけました。
体育館に集まった児童たちが4~5人ずつのグループに分かれ、講師を務めるプロジェクト運営チームの松本優也さんの指導のもとで主体的に取り組みました。
授業は、児童がみんなで自由にアイデアを出し合い、新しい発想や解決策を見つける「ブレーンストーミング」という形式で進められました。最初に「身近な自然と聞いて思い浮かぶもの」をテーマに、児童たちがたくさんのアイデアを付箋に書き出し、模造紙に貼り付けていきます。
松本さんが児童たちに「質は問いません。量をたくさん出してください」と呼びかけると、その言葉でリラックスした児童たちが「太陽」「山」「台風」「スズメ」など思いついた言葉を矢継ぎ早に付箋へ書き込んでいきます。1人で20枚以上書いた児童もいました。
思い思いの言葉を付箋に書き込み、模造紙に貼り付けていく児童たち
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その後、児童たちはグループの仲間と「動物はこっち」などと積極的に意見を出し合い、区分けした付箋を模造紙に貼り付けました。あるグループは、太陽と月を「星」の仲間として一つにまとめ、他のグループも、桜と米を「植物」に、カラスとカモメを「鳥」に、川と池を「地形」に、それぞれまとめていました。
続いて松本さんが「『最も身近な自然』『最も意外な自然』『最も大切な自然』というふうに区分けしてみよう」と語りかけると、児童たちは、配布されたワークシートに該当する付箋を貼り、その下の余白には選択した理由を書き込んでいきます。
作業の過程で「はがれないようにきちんと付箋を貼ってね」とメンバーをリードする児童や、「俺が貼る」と主体的に作業に加わる児童も。その様子からは、児童たちがそれぞれの得意な役割を分担しながら、チーム一体で成果を上げようとする工夫が垣間見えました。
仲間たちと意見を出し合いながら、思いついた言葉をグループ分けしていく
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運営チームのアドバイスに導かれ、児童たちはどんどん積極的な姿勢を見せていった
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松本さんが体育館内を巡回して各グループにアドバイスしていると、その言葉に触発されて「もっと別の切り口を選んだらどうだろう」と、メンバーに提案する児童の姿も見られます。その後、区分けした基準を松本さんに尋ねられた児童たちは「空は見上げればいつもあるから身近」「雨は生命に不可欠」「人間も自然の一部」などと多様な視点を示していました。
思考深め、あふれるエネルギー
「みんなの考え」が伸び伸びと表現され、体育館には笑顔があふれた
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その後、選択した「最も身近な自然」「最も意外な自然」「最も大切な自然」の中からそれぞれの児童が一つを直感的に選び、「その自然とどう付き合うか」を考えていきます。児童たちはさらに思考を深め、「動物を大切にする」「空気や水を守る」「虫とも優しく共存する」といった具体的な関わり方を表現しました。児童たちのやり取りを聞いた松本さんは「児童たちが使う言語の質が高い。自分の思っていることを素直に言い合えるのも良い」と驚いていました。
授業後、児童たちからは前向きな感想が相次ぎました。
「今まで深く考えたことがなかった自然について考えることができた」「一人一人の考えが世界中につながると思った」「忘れていた大切なことに気づけた」といった声からは、自然や地球環境への児童たちの意識の高まりが感じられました。
竹内さんは「みんなの言葉が記された付箋が模造紙に入りきれないくらいたくさんあって良かったです。自分の考えを表現することを大事にし、のびのびと発信してください」と、児童たちを激励しました。
松本さんは出前授業を振り返り、「約2時間という短時間でしたが、これだけ多くの言葉があふれ出るほど多くのエネルギーが子どもたちにはあります。その力が未来を変えます」と、手応えを口にしていました。
みんなで描く、みらいの世界!
忍岡小学校での活動は、5自治体を巡る一連の出前授業の締めくくりになりました。「みんなの自然探究」は今後、各学校での探究活動へと本格移行します。
児童たちは出前授業で得た気づきをもとに、独自の視点で自然との共生を表現するメッセージと絵画の制作に取り組みます。途中でのテーマ変更や発展も認められており、主体的な学びが重視されます。
模造紙に貼りきれないほどあふれた色とりどりの付箋
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各グループは「3つの見方」で付箋を選び、理由とともにワークシートにまとめていった
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地域ごとに代表チームが一つ選ばれ、GREEN×EXPO 2027の会場で発表を行う予定です。また、それぞれの絵画は美術家の手により1枚の巨大アートに統合され、「三菱みんなの未来館」の壁面に展示される予定です。
三菱グループが出展に込める思い
「三菱みんなの未来館」の完成イメージ。壁面には児童たちの思いを統合した巨大アートが展示される予定だ
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GREEN×EXPO 2027は、単なる展示の場ではなく、未来の社会のあり方を考える機会です。「みんなの自然探究」を通じて、子どもたち一人一人が地球との関わりを自分ごととして捉え、行動するきっかけを得ています。三菱みんなの未来館は、その学びと思いを社会へとつなぐ場として機能することでしょう。
三菱グループは、1970年の大阪万博以降に日本で開催されてきたすべての万博に「三菱未来館」というパビリオンを出展してきました。その根底には、社会の発展に貢献したいという創業以来の理念があります。
開幕が8カ月後に迫ったGREEN×EXPO 2027。その「幸せを創る明日の風景」というテーマを受け、三菱グループは、「幸せな明日をみんなで創りたい」との想いを込めて、館名を「三菱みんなの未来館」としました。展示テーマは「みんなで繋ぐ、豊かな地球」です。「未来の都市と自然との共生」について、来場者お一人お一人が考えるきっかけを提供できればと考えています。
【参考リンク】
※2026年7月30日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。



