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三菱ゆかりの地便り 高知・安芸#4

-市制施行70周年を迎えた安芸市で各種イベントが開催-

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リーフレット 表紙
安芸市制施行70周年記念表彰が式典の中で行われました。

三菱創業者・岩崎彌太郎生誕の地であり、彌太郎、彌之助、久彌が生まれ育った「岩崎彌太郎生家」などゆかりの建造物が点在する高知県安芸市が、2024年に市制施行70周年を迎えました。

安芸市は1954年(昭和29年)に安芸町、赤野村、井ノ口村などの8町村が合併して誕生。合併当時の人口3万1千人余りに対し、現在(2024年7月末)は1万5千人余り。人口減少や少子高齢化が進むなか「安心して暮らせる元気都市・安芸市づくり」に取り組んでいます。

安芸市の魅力を発信するための70周年記念ロゴマークも発表されました。

記念式典は8月8日、市内の市民会館で県内外の市町村長、市内関係者や三菱グループの関係者など約250人が出席して行われました。安芸市制施行70周年を記念したロゴマークの発表や、地域振興や農業、観光など様々な分野の功労者への表彰のほか、地元市民による合唱、よさこい演舞、さらに高知県無形民俗文化財に指定されている「赤野獅子舞」が披露されました。

安芸市は市制70周年のテーマを「つながる、」と位置づけ、先人たちが築き上げてきた安芸市を子どもたちにつなげていくとともに、郷土への愛着や誇りを醸成する機会となるようなさまざまなイベントを行っています。ここでは「安芸市と三菱グループとのつながり」ともいえるイベントをいくつか紹介します。

600年もの間、安芸市赤野地区で愛されてきた赤野獅子舞
今年で結成40年を迎える安芸市民合唱団の合唱。安芸市出身の弘田龍太郎作曲「浜千鳥」を合唱
安芸子ども会連合会「あき童子」による、よさこい演舞

安芸納涼市民祭(8月3~4日)

祭の最後を彩る花火「ありがとうの花々」

毎年開催される市民祭、今年は市制施行70周年記念として、2日間にわたって踊りや花火大会が行われました。初日は安芸市内外から集まった14のチームが市内各所で踊りのパレードを繰り広げ、2日目は10のチームが優勝を目指して踊る「踊りの競演」が開かれました。多くの若者も集まって行われる演舞は時にエネルギッシュに、時に優雅に、多くの来場者を魅了しました。

祭りの終盤では花火大会が盛大に行われ、約3000発の花火が安芸の海岸を彩りました。花火は三菱グループも協賛し、「ありがとうの花々」と名付けられた花火が市民祭の大団円を飾りました。

市内各地で踊りのパレード
「踊りの競演」は多くの若者が集まり熱気溢れるひとときに。

三菱探究プロジェクトミニツアー(8月19~20日)

三菱重工業長崎造船所で説明を受ける中学生たち

安芸市内の中学生を対象に、三菱創業の地である長崎で岩崎彌太郎ゆかりの地を巡るとともに、ものづくりの現場見学を通じて探究心や好奇心を高めてもらおうと、三菱探究プロジェクトミニツアーが開催されました。参加応募の生徒から8人が選ばれ、三菱重工業長崎造船所での見学や、世界文化遺産にも指定され、端島炭鉱があった軍艦島(かつて三菱鉱業が所有)の様子がVR(バーチャルリアリティ)、プロジェクションマッピングなどで再現されている軍艦島デジタルミュージアム等を見学しました。

特に三菱重工業長崎造船所では、敷地の広大さや工場・作られる製品の大きさに、訪れた中学生たちは感嘆、圧倒されたのこと。インターネットなどで事前に学ぶことはできても、現地で目の当たりにする光景はまさに百聞は一見にしかず。貴重な経験になったようです。

参加した中学生は2025年1月に開催が予定されている三菱探究プロジェクトで、ツアーの感想を発表する予定です。

第17回 全国「商い甲子園」大会(8月24日)

店頭試食ならぬ「路上試食」

岩崎彌太郎の生誕地であることにちなんで、2008年(平成20年)から開催している全国「商い甲子園」大会。高校生による商い力を競う体験の場として、また、参加する高校生と安芸市民との交流の場として開催されています。今年は新たに設定された大会テーマ「再発見」を、7校13の参加チームそれぞれが解釈してチーム毎の特色を企画し、会場となる安芸本町商店街で商品の販売の腕を競いました。

接客、賞品、演出、独創性を審査した結果、「ジビエの魅力再発見」をテーマに野生鳥獣被害から捕獲されたシカをジビエとして利活用・販売した高知市立高知商業高等学校の「ジビエ部」が優勝し、「岩崎彌太郎賞」が授与されました。

優勝校の高知商業高校「ジビエ部」

講評では高知大学地域協働学部の中澤純治准教授から「地域のお宝を『再発見』したものが会場に集まって楽しかった。なぜこの商材を選んだのか、選定にあたってどのようなストーリーがあったのかを買い手に伝えると、より購買につなげられる。各チームとも接戦だったが、さらなるステップアップを目指すならどのように表現するかを、より踏み込んでほしい」と参加した高校生たちにエールが送られました。

高校生らしいフレッシュな接客
会場は明るく賑やかです。
優勝校には、優勝旗が三菱広報委員会から授与されました。

浦和レッズ「ハートフルサッカー in 安芸」(8月25日)

サッカーの楽しさやサッカーを愛する「こころ」を子どもたちに伝えようと浦和レッズハートフルクラブが行っている「ハートフルサッカー」が安芸市で開催され、73名の小学生が元気にサッカーの楽しさを学びました。

「ハートフルサッカー in 安芸」については、こちらをお読みください。

※2024年9月2日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。