三菱倉庫神戸支店のある神戸港周辺には“三菱の街”というべき場所がある。市内兵庫区の和田崎町エリアには三菱重工業神戸造船所、三菱電機神戸製作所、三菱神戸病院など、多くの三菱系の企業や施設が集まっている。三菱重工業の屋上には三菱マークの旗がはためき、三菱系企業や病院の重厚な建物が並ぶ。朝は三菱関係者しか歩いていないのではないかと思われるほど。三菱系企業が集まる長崎市と同じく、三菱の150年超の歴史を感じさせる風景だ。
神戸は三菱とそれだけ縁が深い。そんな神戸という街は関西圏に住む人達にとってあこがれの街だ。三宮や元町、南京町の中華街、北野異人館、神戸ポートタワー、メリケンパーク、神戸ハーバーランドなど、多数の名所がある。海から山のほうへ向かうと、坂道がずっと続く街並みが見えてくる。港町だからか洋館も多く、街並みが垢抜けているように感じる。
周辺を車で走れば、日本初のダブルデッキアーチ型で鮮やかな赤色が特徴の神戸大橋を走り抜けることもできる。そしてその途中、三菱倉庫の倉庫がいくつも見える。夜景スポットとしても定番となっており、ドライブコースとしても人気がある。
今回は六甲山から神戸の街の夜景を見わたす機会があった。山と海に挟まれた神戸の細長い街が東西にどこまでも続き伸びていくように見えて、とても美しい。六甲山の夜景は人気スポットだが、夜は車で行かなければならない。都心部から山道を登るため所要時間は片道1時間弱。機会があれば、ぜひ一度は観るべき夜景だ。地元でも人気のスポットで、夜は学生や若いカップルが多い。
一方、狭い平野部から抜け出すように海側にはポートアイランドと六甲アイランドが広がる。ポートアイランドは神戸市の最初の人工島であり、神戸空港と隣接している。先端医療や大学などの研究・産業拠点が多く集まる。六甲アイランドはポートアイランドに次いで造成された人工島で、三菱倉庫神戸支店港運チームの拠点もここにある。街路が広く整備されており、住宅も充実。外国人住宅やインターナショナルスクールなどがあり国際色豊かだ。東京でいえば、お台場付近のような場所で雰囲気もよく似ている。
このように多くの人気スポットがある神戸。三菱倉庫神戸支店の皆さんは、どんな名所や店をおすすめしてくれるのか。今からあこがれの街の一端を紹介していこう。
三菱マークのマンホール
(右)マンホールの中央に刻印された三菱スリーダイヤと「力電」の文字。
神戸市内には三菱スリーダイヤのマークが付いたマンホールがある。もともと三菱と神戸は深いかかわりがあるからだろう。三菱重工業や三菱神戸病院がある“三菱の街”の入り口、和田岬駅の駅前交差点付近にある。聞けば、三菱重工業や三菱電機などの関連施設へ安定的に電気を送るための「地下の配電線や通信線向け電力用」のもので、マンホールにはスリーダイヤとともに「力電」と刻印されている。
六甲山の夜景
「摩耶山の掬星台」からの夜景。六甲アイランドとポートアイランドが一望できる“1,000万ドルの夜景”。
掬星台の名前は、手を伸ばせば星を掬(すく)えそうなほど美しい星空の場所ということに由来しているのだそう。
“1,000万ドルの夜景”といわれる。その由来は1950年代、当時の電力関係者が六甲山頂から見わたせる街の電灯の数を計算し、その電気代が月に約1,000万ドルだったからだそう。ほかに函館市の函館山と長崎市の稲佐山と合わせて日本三大夜景といわれる。今回は六甲山系の中央部にある「摩耶山の掬星台(きくせいだい)」から夜景を楽しんだ。手前には神戸の街が広がり、奥には大阪や関西国際空港まで見わたせる。夜景を楽しむ場所としては、飲食店やお土産店がある「六甲ガーデンテラス」のほか、六甲ケーブルの山上駅にある展望台の「天覧台」などがある。
六甲アイランドマリンパーク、野鳥園
野鳥園では、小窓から水辺の鳥達を観察することができる。
トイレの建物も鳥がモチーフになっている。
マリンパークは南国の木々が並んでリゾート感がある。六甲アイランドの最南端で、海がすぐ目の前の場所にある。釣りをしている人が多いが、「ジョギングやウォーキングするのにいいですね。そのなかに緑が生い茂って水辺のある野鳥園があります」。園という名がつくが、建物などはない。「水辺と隔てた壁ののぞき穴からアオサギやツバメ、カイツブリなど野鳥の観察を楽しむことができます。まさに喧騒から逃れた静寂な場所。近隣では夏にBBQも楽しめます」(佐々木さん)。野鳥園のそばには鳥を模したデザインのトイレがある。
神戸市東灘区向洋町中9
スペイン料理「RICO」
建物の影で少し分かりにくい場所だが、赤い看板が目印。
店内の様子。チェックのテーブルクロスがかわいい。テラス席はペット同伴もOK。
一見分かりにくい場所にある、隠れたおいしいお店。「ランチでしか利用したことがありませんが、最初に楽しめるスープが絶品です。夏はガスパッチョ、ほかにはミネストローネがおすすめです。パンに乗っているチーズもおいしい。六甲アイランドではなかなか気にいった店を探しづらいのですが、この店はとてもいい店だと感じています」(佐々木さん)。パスタランチ、リゾットランチ、ラザニアランチ(各1,400円)、ピザランチ(1,600円)など。営業時間は火~日曜11:30~14:30、17:00~22:00。月曜定休(祝日の場合は営業、翌日休)。
神戸市東灘区向洋町中1-18 リバーモールイースト 1階
飯家おかん
明石の蛸めし(750円)。
神戸市の中心、三宮の繁華街にある居酒屋。仕事のあとに飲むのに便利。「お酒とつまみの種類が多く、お店自体も結構広い居酒屋です。〆にはタコの釜めしをぜひ食べてほしいですね」(久保さん)。おかん風ふわとろ明石焼(630円)、明石の蛸めし(750円)、今月のオススメで石焼き神戸牛(1,980円)など。価格もリーズナブルで味もいい。営業時間は月~木日、祝日16:30~23:30、金土祝前日16:30~00:00。臨時休業日あり。
FREUNDLIEB(フロインドリーブ)生田店
生ケーキとドリンクのセット(1,342円)のケーキ。
(右)シュークリームは平日限定のメニュー。
ヴォーリズ建築による建物は、阪神・淡路大震災で被害を受けた旧ユニオン教会を改修したもので、国の登録有形文化財に指定されている。
ミミパイは大・中・小の3種類のサイズがある。写真は小ミミ50g 594円。
ドイツ人のパン職人フロインドリーブと日本人の妻が、1924年に二人三脚で開いた創業100周年を超えるドイツパンと洋菓子の名店。生田店の店舗は神戸ユニオン教会であった建物で、三代目であるヘラ・フロインドリーブ・上原夫妻の保存計画によってホームベーカリーの総合店舗として改修され、1999年より現在に至る。人気はミミパイ(小ミミ50g 594円)。「パイ生地でできたとてもおいしいお菓子です。神戸で働く以前に家族で訪れたこともあり、おいしくて感動した記憶があります」(久保さん)。1階は菓子販売、2階はカフェとなっており、ケーキセットも楽しめる。シュークリームとドリンクのセット(1.045円)、生ケーキとドリンクのセット(1,342円)。営業時間は10:00~18:00(カフェは17:00まで)。水曜定休(祝日の場合は営業、翌日休)。
焼きたてパン屋トミーズの「あん食」、本高砂屋の「マンデルチーゲル」「エコルセ」
トミーズの「あん食」(900円)。
本高砂屋の「マンデルチーゲル」(8枚入り702円)と「エコルセ」(三角3枚×6包486円~)。
創作パンで有名なトミーズのヒット商品「あん食」(900円)は「食パンに餡が練り込まれているもので、ずっしりと重く、バターをつけてトーストで食べると最高においしいです」(佐々木さん)。
また、「神戸といえば本高砂屋。贈り物や引き出物など地元の多くの方が利用されています」(佐々木さん)。スライスアーモンドをキャラメル風味の生地で薄く焼き上げた洋菓子「マンデルチーゲル」(8枚入り702円)、薄く焼いた生地でチョコレートを三角、短冊、丸型に巻き上げた「エコルセ」(三角3枚×6包486円~)が人気。いずれも神戸らしいお菓子だ。
史跡・生野銀山
生野銀山の金香瀬坑道の入り口。
明治時代に政府の直轄鉱山となった際に工場正門として築造された門柱には菊の御紋が入っている。
整備された坑道は、長い採掘の歴史を感じさせる。
(右)鉱山資料館には、三菱合資会社へ払い下げられたのちに使われていた建築物の鬼瓦には三菱マークが。
生野ハヤシライスに負けずに人気の生野オムハヤシ(1.480円)。
神戸市内から車で2時間弱。驚くことに1,200年以上の歴史を有している史跡。銀が発見されたのは大同2(807)年。戦国時代には「銀あることあたかも土砂のごとし」と評されるほど。織田信長や豊臣秀吉、徳川家康ら日本の三英傑が関与した銀山はここだけだといわれている。明治期には日本初の官営鉱山となり、その後三菱合資会社に払い下げられ、日本有数の大鉱山として稼働した。坑道の総延長は350km以上、深さは880mの深部にまで達するそう。昭和48年(1973年)に閉山し、翌年に観光施設として史跡・生野銀山が開業した。訪れた際には、ぜひ敷地内のレストランで生野ハヤシライス(1,280円)を! 但馬牛が使用されていて非常に美味。入場料は大人1,200円。営業時間は4月~10月 9:10~17:20(受付終了16:40)、11月 9:10~16:50(同16:10)、12月~2月 9:40~16:20(同15:40)、3月 9:40~16:50(同16:10)
久保 裕一郎
YUICHIRO KUBO
港運事業チーム
佐々木 麻也子
MAYAKO SASAKI
港運事業チーム
川井京 美咲
MISA KAWAIKYOU
港運事業チーム
宇津木 健太
KENTA UTSUGI
港運事業チーム